『健全ロボ ダイミダラー』(けんぜんロボ ダイミダラー)は、なかま亜咲による日本の漫画作品。エンターブレイン発行の隔月誌『Fellows!』に、2008年12月発売のvolume2から2012年10月発売のvolume25まで連載された。単行本は全4巻。2013年には、10月発売の年10回刊漫画誌『ハルタ』(『Fellows!』から誌名変更)volume8から新シリーズの『健全ロボ ダイミダラーOGS』(けんぜんロボ ダイミダラーオージーエス)の連載が開始、当初は基本的に偶数月発売号に掲載されていたが、2014年3月発売のvolume12から毎号掲載となり2016年6月発売のvolume35まで連載された。なお、「OGS」はドイツ語の「OrGaSums」(オルガスムス)の略称である。2014年4月から6月までテレビアニメが放送された。詳細は#テレビアニメを参照。人類に敵対して迷惑をかける、ペンギン帝国。ペンギン帝国に対抗できるのは、「Hi-ERo粒子」(ハイエロりゅうし)をエネルギーとして稼働する巨大ロボット「ダイミダラー」のみ。ダイミダラーのパイロットとして選ばれたのは、女の子にエッチな行為を行うことでHi-ERo粒子を発生させる能力を持つ男子高校生の真玉橋孝一。孝一はパートナーの楚南恭子にエッチな行為をしながら、ペンギン帝国と戦うことになる。基本的にはロボットバトルが中心に描かれているが、ギャグやエロのエッセンスも多分に盛り込まれている。作者が『COMICぎゅっと!』や『まんがタイムきららキャラット』で連載していた4コマ漫画『火星ロボ大決戦!』の続編に近い内容であり、同作のキャラクターは本作にもゲスト出演している。ペンギン帝国が建造・運用するロボット。エネルギー源はペンギン線。ペンギンコマンドの脳波によって遠隔操縦されている。ちなみに1 - 7号は前作火星ロボ大決戦!に登場している。2014年4月から6月までAT-X、チバテレビ、テレ玉、tvk、BS11ほかにて放送された。全12話。監督を柳沢テツヤ、シリーズ構成を吉岡たかを、キャラクターデザイン・総作画監督をごとうじゅんじ、アニメーション制作をティー・エヌ・ケーがそれぞれ担当するなど、2012年・2013年放送のテレビアニメ版『ハイスクールD×D』シリーズのスタッフが大半を占めており、テレビアニメ版公式サイトでも同作品の作者である石踏一榮による応援コメントやごとうによるクロスオーバーイラストと併せそれが挙げられ、さらに最終回では同作の第3期の制作発表も告知された。ナレーションは小山力也が担当。企画は柳沢の「今のアニメ界の状況に、熱い男の魂をブチ込んでやらねば!」という使命感から始まった。近年、『ハイスクールD×D』のような「おっぱいアニメ」ばかり作るもそれだけではないことを証明したかったティー・エヌ・ケーにとって、原作の熱さは2004年放送の『神無月の巫女』以来の渡りに船であり、原作に惚れ込んだプロデューサーの河井敬介はロボットアニメ好きでも知られる柳沢へ企画を持ちかけた。ロボットアニメへの参加経験を数多く持つ柳沢は「君が考えているほど、ロボットものは甘くないんだよ!!」と忠告したが、自暴自棄気味に原作の熱さを伝えてきたり柳沢に監督してもらうことが前提という河井の思いに応え、企画は立ち上がった。スタッフは、緻密なSF考証やリアルな描写が求められる時代に1970年代のロボットアニメで見られた単純明快で純粋なおもしろさを目指す意味からも、「宇宙空間で銃を撃ちあうようなロボットではなく、大地にドッシリと足をつけて殴りあうようなロボットを描きたくないか?」という柳沢の呼びかけに応じた面々の参加が、河井の奔走もあって実現した。前述した『ハイスクールD×D』からの続投者に加え、『マシンロボ』、『トランスフォーマー』、『エルドラン』、そして『勇者』といった各ロボットアニメシリーズへの参加経験を持つメカニックデザインのやまだたかひろも、柳沢の呼びかけに応えた1人である。ロボット描写は、近年の作品では線が多いデザインのロボットによる高速な戦闘が多いが、本作ではその逆に線が少ないデザインのロボットによる重さと巨大感を重視したレイアウトでの戦闘が描かれる。作画スタッフの間には戸惑いも起こったが、柳沢の指導によって上達していった。「計算し尽くされたCGでは、スーパーロボットの熱さやカッコよさを表現するのが難しいんです。担当する原画マンの魂がフィルムに乗らないとダメなんですよ」という柳沢のこだわりによって、基本的にはCGを使用せず手描きが用いられているが、コクピット周りなどの設定画には3DCGも用いられており、それを作画の際に手描きで起こしている。また、「キャラクターのおっぱいを揺らすくらいなら、そのぶんおっぱいミサイルを飛ばせ!!」という指示を飛ばしたり、瓦礫の描写が困難な市街戦にも挑んでいる。アニメならではの新要素は、ダイミダラー2型の後継機・ダイミダラー6型の完全変形を原作者のなかまの了承下で実現させている。スポンサーがロボットアニメの関係会社ではない為、放送開始前の時点でどのロボットにも玩具化の予定は無いが、二重関節・可動・強度を考慮したり南極ロボにも関節を内蔵させるなど、玩具化を前提としたデザインがやまだによって起こされており、各社からの玩具化の相談を待っている。Hi-ERo粒子についても吉岡によって設定が深く掘り下げられており、莫大なエネルギーをもたらすHi-ERo粒子を巡っての美容室プリンスとペンギン帝国の対立が、テレビアニメ版の主軸となっている。転送装置の仕組みやペンギン計画の詳細など、原作に多く存在する謎を解決するHi-ERo粒子の設定はなかまに感心され、お墨付きをもらうに至った。また、アニメオリジナルエピソードにはロボットアニメの王道エピソードを挿入しようという使命感から、恭子とヘンリーによる種族の壁を超えたドラマが盛り込まれている。2013年12月27日にテレビアニメ化の発表と共に、同日発売のアニメ雑誌「メガミマガジン」2014年2月号へ紹介記事の掲載が行われ、テレビアニメ版公式サイトも開設された。同年12月29日にはコミックマーケット85のメディアファクトリーブースでもPVが公開され、冊子「週刊ダミ通」や前しっぽ型のバルーンが無料配布された。2014年1月31日には声優やスタッフが追加発表された。同年3月14日にはテレビアニメ版公式サイトが、かつて存在した愛生会病院の公式サイトをオマージュした仕様へリニューアルされた。同年3月23日には「AnimeJapan 2014」で実施された最新映像上映やトークショーへ主要声優陣のほか、スペシャルゲストとしてお笑いタレントのが登壇した。Blu-ray&DVD各巻収録のミニOVA。
出典:wikipedia
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