コンコルディア()は古代ローマの協調、相互理解、婚姻の調和の女神である。ギリシア神話のハルモニアーに対応しており、ハルモニアー崇拝とディスコルディア崇拝の一部ではコンコルディアをアネリス (Aneris) と同一視する。逆の特性を持つ神をディスコルディア (Discordia) と呼ぶ(ギリシア神話ではエリスに対応)。コンコルディア・アウグスタ(Concordia Augusta、荘厳な調和)の信仰は皇室にとって特に重要視された。皇帝やその家族によるコンコルディアへの奉納はよく行われた。美術においては、コンコルディアは長い外套をまとって座り、パテラ(献酒杯)、コルヌー・コピアイ(豊穣の象徴)、カードゥケウス(平和の象徴)などを持っている姿で描かれる。また、皇室の人間2人と手を繋いで立っている形など両側に人物を従えた姿で描かれることも多い。別の2柱の女神と共に描かれることも多く、パークスとサルース、セキュリタスとフォルトゥーナなどが多い。後者の2柱は安全と幸運を表しており、ヘールクレースとメルクリウスで表すこともある。最古のコンコルディア神殿は紀元前367年、マルクス・フリウス・カミルスがフォルム・ロマヌムに建設した。古代ローマでコンコルディアを祭った神殿は他に次のものがある(建設年代順)。ポンペイでは、高位の女性神官がコンコルディア・アウグスタに建物を捧げている。
出典:wikipedia
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