LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

姫新線

姫新線(きしんせん)は、兵庫県姫路市の姫路駅から津山駅を経て岡山県新見市の新見駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。中国山地の山間を通るローカル線で、沿線に湯郷温泉などの温泉地への入口林野駅、蒜山高原への入口中国勝山駅などがあり、山陽地方と山陰地方を結ぶ陰陽連絡路線の一つでもある。しかし、1970年代(昭和50年代)以降は中国自動車道が開通して自家用車や観光バスに観光客が転移し、JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)も高速バス(中国ハイウェイバス)を開業させたことから、陰陽連絡路線や津山市と京阪神とを結ぶ役割を事実上喪失した。1989年の急行「みささ」・「みまさか」廃止と1994年の智頭急行線の開業により、以後は地域輸送が中心となっている。路線記号として K が設定されている。ラインカラーは赤とんぼをイメージした朱色()。このラインカラーと路線記号は、当初は近畿統括本部管内の姫路駅 - 上月駅間のみが対象で、岡山支社では2015年度まで、別途支社独自に紫色のラインカラーを使用していた。2016年度に岡山・福山エリアとして別途路線記号とラインカラーが制定されたが、姫新線に対してはこの導入対象とならなかったため、前述の朱色にKの路線記号・ラインカラーの適用対象が姫新線全線に拡大された。しかし、この路線記号・ラインカラーはあくまで近畿エリアとして制定されたものであるため、岡山支社管内各駅では2016年改正時点において運賃表以外の旅客案内には使用されていない。2016年3月26日から、ICカード「ICOCA」が姫路駅 - 播磨新宮駅間で使用可能になっている。姫路駅 - 上月駅間は近畿統括本部神戸支社姫路鉄道部の管轄、美作土居駅 - 新見駅間は岡山支社の直轄である。全般的には、田畑や民家が点在する地域である。姫路市内と本竜野駅・播磨新宮駅周辺では市街地・住宅地が広がっており、余部信号場辺りから太市駅 - 本竜野駅間のトンネルまでと、播磨新宮から先の区間は比較的田園部を走行する。沿線には、兵庫県立姫路飾西高等学校や姫路市立琴丘高等学校・兵庫県立龍野北高等学校・兵庫県立佐用高等学校などの高校がある。姫路を出ると程なく山陽電気鉄道本線を跨ぎ、少し山陽本線と並行して進み右に曲がって山陽新幹線をくぐり、姫路の市街地を北西方向に進んでいく。真っ直ぐ進んで右手に国道2号が見えると高岳神社の最寄り播磨高岡駅、さらに夢前川を渡って右に曲がると余部駅に着く。余部駅を出て左に曲がり姫路市の郊外を進む。姫路西バイパスをくぐると、太市駅でその先から、山陽自動車道沿いを並行して走り、県道5号線をくぐって、トンネルを抜けるとたつの市に入る。たつの市に入って山を抜けると右手に工場群を見、林田川を渡ると、開発された住宅地やイオン竜野店(旧ダイエー竜野店)などの商業施設を見ながら、たつの市の中心駅である本竜野駅に着く。ここから先は田畑が点在する中、家も多く中学校や幼稚園がある。本竜野駅を出ると揖保川沿いを北上し、東觜崎駅を過ぎると、揖保川の鉄橋を渡って揖保川沿いを走り、播磨新宮駅に着く。播磨新宮駅を出ると田畑が続く中、民家も点在する。千本駅を過ぎると国道179号に並行し、栗栖川沿いに走ると西栗栖駅。相坂トンネルをくぐる。そして、志文川沿いの区間を通る山がちな区間に入る。この辺りは路盤も悪い上に冬場は霧が発生するというネックがある。そして三日月駅に着くが、この駅では早朝から朝9時台に限り姫路方面へ行く列車と行き違いをする。三日月駅を出るとカーブが多くなり田畑や民家は所々にある程度になる。夏に限り車窓にヒマワリ畑も見ながら播磨徳久駅に到着する。播磨徳久駅からは山の中を走り抜け、智頭急行智頭線と並走して天然記念物の大イチョウの横を通ると佐用駅に到着する。佐用駅では、普通津山行きと接続する場合もあるが第2土曜や第4土曜に限り、保守工事のため一部の列車が運休となる。佐用駅を出ると左に曲がって智頭急行線と並行して進み、それが高架に上がる横を姫新線はそのまま地平を進む。そして姫新線は右に曲がって智頭急行線の高架をくぐり西へ向かう。佐用川を2回渡り上月駅に着く。この区間は後述する高速化事業により、カント修正・枕木のコンクリート化などが行われている。上月駅から先は1両、多くても2両編成で走る。上月駅を過ぎると国道179号沿いに進み、万ノ峠トンネルを抜けると兵庫県から岡山県に入る。美作土居駅を過ぎ、ここから先は中国自動車道も並走する。中国自動車道の高架が見えて吉野川を渡ると美作江見駅である。美作江見駅からは美作台地の谷間を抜けるため、平坦な路線になる。右手に中国自動車道の楢原パーキングエリアが見えると楢原駅で、しばらく中国自動車道に沿って進み、梶並川を渡って左に曲がると、近隣に湯郷温泉があり、かつて林野城や三星城があった林野駅に着く。勝央町に入り、宿場町であった勝間田駅を過ぎ、そのまま西進して西勝間田駅を過ぎると津山市に入り、美作大崎駅を過ぎ、この区間唯一の20km/h規制があった後、切通しを抜けて津山盆地に入る。中国自動車道の津山インターチェンジが北側に見えたあたりからスーパーやホームセンターなどが多く見られるようになり、加茂川を渡り因美線と合流しながら東津山駅へ。そして吉井川を渡り、右手に作陽高等学校が見えると、津山市の中心駅津山駅に着く。津山駅は津山線と、運転系統上は因美線の列車も発着しており、岡山県北部の交通の要衝である。しかし、駅前からは市内を走る路線バスはもちろん、大阪方面行きの中国ハイウェイバスや京都・東京方面へ向かう高速バスが運行されており、鉄道よりもバスの発着の方が賑やかな駅である。津山駅近辺は比較的なだらかな土地を走るが、しばらくすると山岳地帯に入る。いくつかの川沿いを走るが、野川・熊谷川・大畑川・小坂部川など複数の川をまたいでいる。斜面の山林が崩れているところや、急峻な崖で落石の危険性があるところが数か所あり、そのようなところはかなりの徐行運転を行っている。途中駅は山間の集落の中の駅が多い。津山駅を出ると左手に姫新線のほかに、津山線や因美線の気動車が集う岡山気動車区津山派出所を見ながら、しばらく津山線と線路別複線で進む。津山線が左に分かれて行き、姫新線は右に曲がって吉井川を渡る。津山市を西に吉井川に沿って進むと院庄駅で、ここまで並行していた国道179号と別れて、ここからは国道181号と並行して進む。久米川に沿って進み、右手に久米工業団地が見えると美作千代駅である。次の坪井駅を出ると、真庭市に入って美作追分駅。左手に中国自動車道の落合ジャンクションを見て、米子自動車道をくぐる。中国自動車道と共に南西方向に進んでいき、美作落合駅を過ぎると、右に90度急カーブして進路を北に取り、旭川に沿って進む。ずっと旭川に沿って北上して古見駅を過ぎると、目木川を渡って久世駅で、ここからしばらく国道181号線と旭川に沿って西へ向かって進むと、真庭市の中心駅である中国勝山駅に到着する。中国勝山駅を出ると旭川を渡り、国道181号と別れて左に曲がって南下して月田駅で、そこから先は右に曲がって西に進路を取り、月田川と絡み合いながら進んでいく。富原駅を過ぎ、傍示トンネルを抜けて新見市に入り、刑部駅。ここから南西方向に向けて走り、丹治部駅を過ぎると左手に中国自動車道が見えて、しばらく並行して進み、少し離れたところで岩山駅に着く。岩山駅を出ると中国自動車道をくぐって、共に右に曲がって熊谷川に沿って進む。新見の市街地に入って国道180号と交差して高梁川を渡って左手から伯備線が近づいてくると新見駅に到着する。1989年3月10日をもって、急行「みささ」・「みまさか」が廃止されて以来、当路線に別途料金が必要な列車は運転されていない。運転系統はおおむね姫路駅 - 佐用駅または上月駅間・佐用駅 - 津山駅間・津山駅 - 新見駅間の3つに分かれ、ワンマン運転が行われている。全線を通して運転される列車はない。佐用発新見行き・中国勝山発美作江見行きがあるほか、播磨新宮駅で乗り換えとなる列車もある。後述の高速化事業の完成により、2010年3月13日のダイヤ改正から2年間のみ試験的に増発された。2015年3月14日のダイヤ改正では、姫路駅 - 播磨新宮駅間で日中1時間あたり2本、播磨新宮駅 - 佐用駅間(一部は上月駅発着)は1 - 2時間に1本運行されている。朝夕を中心に車両基地「姫路鉄道部」(余部駅 - 太市駅間に立地)への出入りを兼ねた姫路駅 - 余部駅間の系統も設定されており、2015年3月14日の改正で、平日朝に1往復区間運転が増発(昼前のものは土曜・休日のみに変更)された。2001年3月3日のダイヤ改正以前までは佐用駅まで1時間あたり1本程度であったため、正確には当時の水準まで列車本数が戻ったことになる。2010年3月12日までは姫路駅 - 播磨新宮駅間でおおよそ1時間に1本程度(姫路駅 - 本竜野駅間は2本)、播磨新宮駅 - 佐用駅間は2時間に1本程度であった。また、朝の姫路行きに1本だけ、本竜野駅 - 姫路駅間ノンストップの列車が運転されていた。この列車は、『JR時刻表』などでは通過駅のある普通列車として扱われており、方向幕にも「快速」表記はなかったが、実際の駅掲示時刻表を含めた駅での案内は快速列車として扱われていた。試験増発が終了した2012年3月17日のダイヤ改正で、姫路駅 - 播磨新宮駅間の本数はほぼ据え置かれたが、播磨新宮駅 - 佐用駅間では1 - 2時間間隔に見直された。姫路駅 - 播磨新宮駅間は最大4両(平日最終など)、佐用駅・上月駅を発着する列車は1両および2両編成である。国鉄時代は姫路駅の最終は23時20分ごろであり、その後2001年3月2日までは23時台後半(播磨新宮駅到着は翌日)であった。上月駅 - 津山駅間は1日10往復程度と運転本数が少なくなり、2時間以上運行のない時間帯がある。津山駅 - 中国勝山駅間は1 - 2時間(上り中国勝山発津山行きは3時間以上ない時間帯あり)に1本程度、中国勝山駅 - 新見駅間は2 - 3時間に1本程度(1日8往復:日曜日・祝日は7往復)である。佐用駅以西では朝晩を中心に、一部の駅を通過する快速運転も行われている。これらの快速列車は、線内で使われる車両の方向幕に「快速」を含むパターンが少ないこともあり、方向幕には行先のみを掲出、前面窓に「快速」(白地に赤文字)と記載された方向板を挿入して運転される。戦前・戦後の一時期には、芸備線と一体のダイヤが組まれ、大阪駅・姫路駅 - 津山駅 - 新見駅 - 備後落合駅 - 三次駅 - 広島駅間を通しで運転する列車が設定されていたことがあった。すべて気動車で運転されている。姫路駅 - 上月駅間では、たつの市に事務局を置く姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会(姫新線利用促進・活性化同盟会の前身)が沿線自治体などで結成され、高速化工事が実施された。2006年度から2009年度までの期間で地上設備工事を2007年7月28日に起工し、2010年3月13日に完工した。PC枕木化やカント改良のほか、余部駅・太市駅・本竜野駅・東觜崎駅には安全側線が設置され、最高速度も85km/hから100km/hに引き上げられた。また100km/h運転対応の新型車キハ122・127系気動車の営業運転が2009年3月14日から開始されており、高速化工事の完成後には100km/h運転が開始され、所要時間を姫路駅 - 播磨新宮駅間で8分、姫路駅 - 上月駅間で18分短縮した。事業費は約80億円となり、JR西日本と県、沿線自治体が負担し、工費の一部をまかなうための募金活動も行われた。このほか、2010年3月13日に本竜野駅が、同年9月12日に播磨新宮駅が橋上駅化された。この工事の完了後の2010年度から、姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会は姫新線利用促進・活性化同盟会と改称し、JR移管後最多である298万人超えを目標とした「チャレンジ300万人乗車作戦」を展開して利用促進を図った結果、2015年度に目標の300万人を超え301万人を達成した。姫新線では、2010年3月から2012年3月まで行われた社会実験により、姫路駅 - 播磨新宮駅間で上下16本、播磨新宮駅 - 上月駅間で上下6本が増発された。この社会実験により、2010年度の乗客数は256.6万人、2011年度は272.8万人に増加し、2015年度には高速化工事後の目標人数であった300万人を超え301万人となった。上記以外の駅は無人駅である。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。