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楊洲周延

楊洲 周延(ようしゅう ちかのぶ、天保9年8月8日〈1838年9月26日〉 - 大正元年〈1912年〉9月29日)とは、江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師。歌川国芳、三代歌川豊国及び豊原国周の門人。姓は橋本、通称は作太郎、諱は直義。楊洲、楊洲斎、一鶴斎と号す。越後国高田藩(現新潟県上越市)江戸詰の下級藩士橋本弥八郎直恕(なおひろ、家禄5石6斗2人扶持)の長男として生まれる。弥八郎は中間頭を務め、徒目付を兼任した。文久2年(1862年)の記録によれば、25歳の周延も「帳付」という役職についている。周延は、幼い頃に天然痘にかかりあばた顔だったため写真嫌いで、亡くなった時も写真は1枚も無かったという。嘉永5年(1852年)15歳で国芳に絵を学んで、一丹斎芳鶴を名乗る(有署名作品は未確認)。安政2年(1855年)頃から三代目豊国につき、二代目歌川芳鶴、一鶴斎芳鶴と称して浮世絵師となった。その後、豊原国周門下に転じて周延と号した。周延の作画期は文久頃から明治40年(1907年)頃までの約45年に及んだ。周延は3枚続の風俗画を得意とし、美人画に優れていた。慶応元年(1865年)、幕府の第二次長州征討に従軍。慶応3年(1867年)橋本家の家督を相続した。同年5月6日、国周が新宅開きの日に、酔った河鍋暁斎が国周の顔に墨を塗りたくって大騒ぎとなった。この時、怒った周延が刀を抜いて暁斎に斬り掛かり、暁斎は垣根を破って逃げたという。幕末の動乱期には高田藩江戸詰藩士が結成した神木隊に属し、慶応4年(1868年)5月上野彰義隊に加わる。8月朝日丸で品川沖を脱走、すぐに長鯨丸に乗り換え、11月北海道の福島に上陸、陸路で箱館を目指し、翌1月5日亀田村に到着。榎本武揚麾下の滝川具綏指揮第一大隊四番小隊のもとで官軍と戦ったが、3月の宮古湾海戦において回天丸に乗り込み重傷を負う。戊辰戦争終結後に降服、未だ傷が癒えていなかったため鳳凰丸で明治2年(1869年)8月に東京へ送られ、高田藩預かりとなった。故郷の高田で兵部省よりの禁錮50日、高田藩から家禄半知または降格、あるいは隠居廃人の処分を受けた。その後、いつ頃かは不明だが東京に戻り、以降は作画に精励した。当初は武者絵や「征韓論之図」、「鹿児島城激戦之図」などといった西南戦争の絵を描いて評判を取る。明治15年(1882年)には橋本周延として第1回内国絵画共進会に出品した作品が褒状を受けている。また、明治17年(1884年)の第2回内国絵画共進会では「人物」、「景色」が銅章を受けている。明治28年(1895年)から明治30年(1897年)にかけて、江戸っ子が知らない江戸城の「御表」と「大奥」を3枚続の豪華版の錦絵で発行、江戸城大奥の風俗画や明治開化期の婦人風俗画などを描き、江戸浮世絵の再来と大変な人気を博した。代表作として「真美人」大判36図、「時代かがみ」、「大川渡し舟」などの他、「千代田の大奥」107枚、「千代田の御表」115枚、「温故東之花」などの江戸時代には描くことができなかった徳川大奥や幕府の行事を記録したシリーズ物は貴重な作品として挙げられ、特に「千代田の大奥」は当時ベストセラーとなった。なお「千代田の大奥」には種本が存在する。永島今四郎・太田義雄『朝屋叢書 千代田城大奥 上下』(朝野新聞社、1892年)がそれで、「千代田の大奥」の個々の錦絵に付けられた画題と、『千代田城大奥』の項目が一致する。明治30年の第一回日本絵画協会共進会に出品し、三等褒状を受けている。また明治維新後は、「外国と対等に付き合うには女性も洋服を着なければならない」と公の場では華族や新政府の高官の夫人、令嬢は華やかなロングドレスを身に纏うようになった。周延は、女性の注目を集めたこのニューファッションを取上げて錦絵に描いた。例として「チャリネ大曲馬御遊覧ノ図」や「倭錦春乃寿」、「女官洋服裁縫之図」などといった宮廷貴顕の図があげられ、周延はこれらも多く描いている。これにより、周延は明治期で人気一番の美人画絵師となっている。ただしこの文明開化の新時代に浮世絵に描かれた女性たちは、その髪型や着るものは新しいデザインであっても、その容貌は未だ江戸美人のままであった。美人画以外にも子供絵、歴史画、役者絵、挿絵などの作品があり、周延の錦絵の作品数は錦絵820点、版本30種と多数に上り、数少ない優れた明治浮世絵師の中においても屈指の人であった。門人には楊斎延一、吉川霊華、鍋田玉英らがいた。大正元年(1912年)9月29日、胃がんにより死去。享年75。墓所は台東区無縁坂の浄土宗講安寺であったが、豊島区雑司が谷の雑司が谷霊園に移された。法名は覚了院直誉義誓居士。

出典:wikipedia

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