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百鬼夜行絵巻 (松井文庫)

『百鬼夜行絵巻』(ひゃっきやぎょうえまき)は、熊本県八代市の財団法人「松井文庫」が所蔵する日本の妖怪絵巻。『百鬼夜行図巻』とも。八代城主の松井氏に伝えられた絵巻物であり、制作は1832年(天保3年)。作者は巻首に「尾田淑」と記されており、江戸時代の八代の絵師・尾田淑太郎(郷澄)である。。百鬼夜行とは、妖怪たちが集団で跳梁する様子のことであり、室町時代に描かれた『百鬼夜行絵巻』などはその通り妖怪の集団が行列をしている様子を描いたものだが、本項の『百鬼夜行絵巻』はそれとは異なり、妖怪を描いた個々の絵1点1点に名称を添えて紹介しており、図鑑またはカタログに近い様式をとって製作されている(ただし、2体に名称が添えられていない)。題は多数の妖怪が描かれていることを示して「百鬼夜行」と名付けられたと考えられている。冒頭には行灯を取り囲んでいる人々の絵が描かれており、これは百物語を行っている人々の様子を描いたものであろうと見られている。本作品と同様の形式で妖怪を多く描いてる妖怪絵巻は、1737年(元文2年)に佐脇嵩之によって描かれた『百怪図巻』などが知られているが、本作品に収録されている妖怪の数は『百怪図巻』の倍近くの58点におよび、2006年(平成18年)までに確認されている妖怪絵巻の中では最も多くの妖怪を収録した作品である。その中には河童・ろくろ首・雪女などのように説話や民間伝承の上でその存在が知られているもの、ぬらりひょん・赤舌・黒坊などのように詳細は未確認だが『百怪図巻』などの絵巻物に描かれているもの、後眼・胴面・いそがし・五体面など『百怪図巻』の系統には見られないが他の妖怪絵巻(『ばけ物つくし帖』など)に類例の見られるもの、海座頭・牛鬼・手目坊主などのように鳥山石燕による『画図百鬼夜行』の模倣と見られるものなどがある。収録数の多さや、『百怪図巻』の系統には見られない妖怪が多く含まれている事から、本作品は図鑑様式の妖怪絵巻の研究の上、重要な資料であると評価されている『ばけ物つくし帖』など、21世紀に入って新たに確認された資料によって、本作品のみが独自に描いていると見られていた妖怪が他の妖怪絵巻の類にも描かれているという事実も確認された。尾田淑太郎(郷澄)は肥後細川家の御用絵師・矢野派の流れを汲む絵師であり、八代城の御用絵師であった甲斐良郷(かい よしさと)の門人である。松井文庫には当作品以外にももう1本、尾田淑太郎による「百鬼夜行図」は存在するという。松井文庫に『百鬼夜行絵巻』が製作された経緯などは伝来しておらず、古くから(製作当時から)保管されていたことのみが言い伝えられている。本作品の収録順に示すと以下のとおりである。いずれも掲載されているのは名前と絵のみであり、解説文は一切ないため、どんな妖怪を描いたのかは想像や推測の域を出ていない。黒坊、幽霊、逆髪、にがわらい、猫また、あすこここ、川太郎、赤入道、毛一杯、馬鹿、いそがし、雪女、わゐら、土蜘蛛、一目坊、元興寺、どふもこふも、(名称無し)、じゅうじゅう坊、五体面、姑獲鳥、幽谷響、後眼、撫坐頭、ぬらりひょん、山姥、大ふき、黄粉坊、青女坊、ぬっぺらぽう、覘坊、白うかり、山親父、胴面、いが坊、濡女、二本足、赤がしら、白子ぞう、赤舌、うわんうわん、犬がみ、ひょうすべり、野狐、金槌坊、べか太郎、(名称無し)、山童、ぶらり火、横目五郎、山あらし、天狗裸子、海坐頭、牛鬼、窮奇(かまいたち)、手目坊主、狸の腹鼓。『百怪図巻』の系列で描かれる例が無い、主な妖怪を列挙する。

出典:wikipedia

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