


道東観光開発株式会社(どうとうかんこうかいはつ)とは、北海道網走市に本社を置き、船舶事業を行う企業である。網走から知床への観光船就航を目的に1961年(昭和36年)に設立され、翌1962年(昭和37年)より就航した。同年には名古屋鉄道が資本参加し名鉄グループ入り。同時期に名鉄傘下となった網走温泉センター(網走観光ホテルの前身)の営業も行うこととなった。名古屋鉄道保有の株式は2012年(平成24年)4月2日付で北海道網走市に本社を置くタカハシへ譲渡され、約半世紀ぶりに地元資本による運営となった。事業所は本社、網走営業所、ウトロ営業所があり、本社以外は各観光船営業期間のみ営業を行う。4月下旬 - 10月は斜里郡斜里町で知床観光船、1月中旬 - 3月は網走市で網走流氷観光砕氷船を運航する。両方とも同じ船舶を使用、「おーろら」と「おーろらII」が就航する。営業開始当初から運航する知床観光船は、かつて網走から出航する定期航路であり羅臼町まで運航した時期もあったが、知床峠開通など道路状況が改善されて以降はウトロ港発着の観光周遊航路で運航される。硫黄山航路(所要時間約1時間30分)と知床岬航路(所要時間約3時間45分)の2航路があるが、状況により短縮される場合がある。網走流氷観光砕氷船は、1989年(平成元年)に就航計画が発表され、1991年(平成3年)より運航される。所要時間は約60分で流氷の状況により航路を変更するが、1995年(平成7年)に発生した立ち往生事故により運航規定が見直され、状況により短縮される場合がある。2013年まで、網走市呼人の網走湖畔温泉にて網走観光ホテルを運営しており、ホテル内に道東観光開発の本社があったが、2013年に横浜市の建設会社に売却し運営から撤退している。
出典:wikipedia
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