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ネ (称号)

ネ(根、禰、尼)は、古代日本の原始的カバネの一つで、3世紀から4世紀にかけて軍事的カリスマ者を表す名称の一つとして、人名あるいは氏名の語尾に付けられる。後のカバネ制度において、ネはスクネに受け継がれた。ネは政治的・英雄的首長に付けられる名称であり、宗教的・呪術的首長に付けられた「ミミおよびミ」と対照的であるが、両者は並存している。ネを語尾にもつ人名は応神・仁徳天皇期以前に限られ、古くは「タリネ(垂根)」、「イリネ(入根)」、「タラシネ(帯根)」、「ヤネ(屋根、八根、矢根)」、「トネ(刀禰、戸根、等禰)」等、さまざまなネの名称があったが、応神・仁徳天皇期以降はスクネ(宿禰、足尼)だけに限られるようになった。これはカバネ制度による影響である。このためネは4世紀以前の古い称号(原始的カバネ)と結論づけられる。また「ヒコネ(彦根)」や「ネコ(根子)」はカバネ制度以降の名称と考えられる。ネは国造の祖に多く見られ、『先代旧事本紀』「国造本記」には30例以上が知られる。美濃国造に「オホネ(神大根王)」、葛城国造に「ツルギネ(剣根命)」、凡河内国造に「ソネ(彦己蘇根命)」、阿尺国造に「ヒトネ(比止禰命)」、波久岐国造に「トヨタマネ(豊玉根命)」、山背国造に「アタネ(阿多根命)」、淡道国造に「ヤグチスクネ(矢口足尼)」などである。ネの国造はその軍事力により国を支配したと考えられる。物部氏の「トチネ(十千根、十市根、止智尼、十千尼)」、中臣、伊香連および中村連の「コヤネ(天児屋根命、天乃古矢根命、天乃子八根命)、穂積氏の「タケオシヤマタリネ(建忍山垂根)」、桜井田部連の「シマタリネ(島垂根)」、吉野氏の「ミヒカネ(弥比加尼)」がみられる。また出雲国造に「フリネ(振根)」、「イヒイリネ(飯入根)」および「ウマシカラヒネ(可美乾飯根命)」、尾張氏には「イナダネ(建稲種命、伊那陀宿禰)」、「ハリナネ(尾治針名根)」、「オヅナネ(尾綱根)」および「シリツキネ(志里都岐根)」または「シリツナネ(尻綱根、志理都名根)」が見られる。この内、地名にネがつくものは地域の軍事的首長であり、トチネは大和国十市地方の、ハリナネは尾張国針名地方の豪族と考えられる。オオネ(大禰、大根、大尼)は軍事的首長である「ネ」の中で最も有力なものの称号で、開化天皇時代に定められたという伝承をもつ。允恭天皇の時代に定められたという伝承をもつ「大臣や大連」以前の称号と考えられる。オオネの称号をもつものには「大禰命」(安寧朝)、「大綜杵命」(孝元朝)、「大峯大尼命」(開化朝)、「武建大尼命」(開化朝),「建胆心大禰」(崇神朝)がある。すべて物部氏の祖、宇摩志麻治命の子孫に限定されている。

出典:wikipedia

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