カウベルとは牛(カウ)などの家畜の首に付ける、金属製の鐘鈴(ベル)のことである。アルプス山脈一帯の国々の酪農に用いられてきた。形状は、ややつぶれた半球形であり、中は空洞で、口はややつぼまっている。自由に動く金属の舌が付いていて、カウベルが揺れるとこの舌が球を内側から叩いて音を発する。家畜が動くとカウベルが鳴るので、放牧を行う際には音色を頼りに家畜の所在を把握する。楽器として用いる場合には、そのまま用いる場合と、改良して用いる場合がある。いずれも、打楽器、体鳴楽器に分類される。スイスカウベルと呼ばれる真鍮製の円錐形のものは、通常のカウベルよりも残響が長く、また独特の倍音による音色を持っている。マーラー「交響曲第6番」はカウベルが楽器として使用された代表的な楽曲である。プロレスの試合形式の一つであるテキサス・ブルロープ・デスマッチでは、カウベルが付いたブルロープを両選手の腕に結びつけて試合が行われ、ブルロープ及びカウベルは凶器として使用されるのが一般的である。ウィンタースポーツ(スキーのアルペン競技やボブスレー競技など)においてコース付近でスイスなどの観客が競技者を応援する際に用いることがある。2015年、ポルトガルのカウベル製造技術がユネスコの無形文化遺産に登録された。
出典:wikipedia
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