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実況おしゃべりパロディウス

『実況おしゃべりパロディウス』(じっきょうおしゃべりパロディウス)はコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売された日本のゲームソフト。略称は「実況パロ」、「実パロ」。1995年にスーパーファミコンの横スクロールシューティングゲームとして発売された後、1996年にプレイステーション、セガサターンに大幅なパワーアップ・アレンジを加えて『実況おしゃべりパロディウス 〜forever with me〜』(- フォーエバー・ウィズ・ミー)のタイトルで移植された。同社の『パロディウス』シリーズの第4作目。1997年に発売された『グラディウス外伝』と同様に家庭用オリジナル作品であり、それを前提とした要素が取り入れられた作品。2007年1月25日発売されたPSP用ソフト『パロディウス ポータブル』にもPS版をベースにしたものが収録されている。本作はタイトルについている通り、八奈見乗児が声を演じる初代『パロディウス』の主人公「タコ」による膨大な実況解説が入っているのが特徴である(コンフィグ【設定】画面でOFFにすることも可能)。「顔が弱点だよ」や「真ん中を狙って」とボスの弱点を教えてくれたり、緑色ベルを取った直後に自機が巨大化すると「あらまぁ、デッカイのね」と驚いてくれたり、ボスが自機めがけて突進したりすると「危な〜い!!」と注意してくれたり、スピードアップを取りすぎて最高状態になると「あーっ、もう知らないっ!!」と心配してくれたりする。コナミが『実況パワフルプロ野球』に搭載していた特殊チップを応用し、当時としてはクリアな音質での音声再生を可能にした。なお八奈見はゲーム中の実況だけでなく、オープニングデモのナレーションやタイトル画面のタイトルコールも担当している。またPS・SS版では2P側に小原乃梨子による実況も追加されている。役名は「ノリコ」で、「タコ」の妻であり「タコスケ」や「タコヒコ」の母という設定である。そのため、台詞の中に「タコヒコの母でございます」というものや「タコ」との夫婦のやりとりと思われる会話が存在する。また、家庭用オリジナルということもあり、プレイ途中でのセーブ・ロード機能が存在しているほか、ステージごとに隠れている妖精を集めることで、メニュー項目や自機追加の特典がつくなど、今までのシリーズにはない試みがなされている。さらに、本作以前の『パロディウス』シリーズで2P専用として登場していたキャラクターにも、1Pキャラクターとは少し違った装備が施され、主役キャラクターとなっている。1996年にはプレイステーション、セガサターンに移植されたが、オリジナルであるSFC版からはステージ構成をはじめ、いくつかの変更点(後述)があり、タイトルが『実況おしゃべりパロディウス フォーエバー・ウィズ・ミー』(同じくPS、SS版『ときめきメモリアル』のサブタイトルである『フォーエバー・ウィズ・ユー』のパロディ)に変更され、ロゴもそれに合わせたものになっている。キャラクターイラストレーションは全機種とも、漫画家のあさりよしとおが担当。ステージの大半をコナミがリリースした作品をパロディにしており、『ワイワイワールド』シリーズに通ずる面もある。また、『パロディウス』シリーズで初めてボスラッシュステージが採用された作品でもある(次回作の『セクシーパロディウス』でも採用されるが、今作とステージの特徴が違う)。ゲームシステムは基本的に『極上パロディウス』を踏襲しているが、「フォーエバー・ウィズ・ミー」では「!?」にスロットの要素が追加されており、さらに強力なベルパワーが使用可能になっている。また、オプションにより、ルーレットカプセルの色を識別可能にすることができる(変更後は紫)。なお、一部のステージでは前作のボスキャラクター「カプチーノ」を模したものが設置されており、触れるだけでパワーアップルーレットを行うことが出来る。この作品では『パロディウス』シリーズでは珍しく、ステージBGMの多くがクラシック音楽のアレンジだけではなく元ネタとなったゲームのBGMとクラシック等の曲が合わさっており、一部のステージ・ボスBGMは元となったゲームの原曲からのアレンジで構成されている。また、SFC版『グラディウスIII』では使われなかった空中戦曲『Try to Star』を最終面の空中戦で採用し、ゲームを盛り上げている。最終面では『パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜』以来久し振りに、元となった作品の要塞面アレンジBGMが採用されている(ステージ中盤曲まで採用するなど徹底している)。この作品のみ、JASRACの許諾表示がパッケージに記されている。上記のように、過去作品の2Pキャラクターが本作では独立した別キャラクターになっており、装備内容まで異なっている。ステージ後に「そいつ」と「どいつ」が、それぞれ「ソイツ」「ドイツ」として『遊☆戯☆王ゼアル オフィシャルカードゲーム』のモンスターカードとなっている。共に単体では全カードの中でも名実共に最弱の部類に属するが、ユニオン(合体)することで強力モンスターとなる。PS版・SS版のステージ2においてコマンド入力をするとステージBGMがボーカル版に変更されるが、ボーカル版の歌詞は実は『ときめきメモリアル』に多数あるボーカル曲・イメージ曲から引用した、それぞれの歌詞の一部を繋ぎ合わせたものである。ボーカル部分はループはされず、前半最初でコマンド入力が発動できる箇所から後半の体育館あたりまでがフルコーラス部分で、ボス手前では通常のステージBGMバージョンに戻る。高速面であるステージ6はグラディウス・パロディウスシリーズの高速面としては珍しく、難易度を一番簡単なレベルにすると通常の速度のスクロールに変化する。最終ステージのちちびんたリカは逆立ちした状態で登場する事があるが、その際はSFC版『グラディウスIII』のシャドーギアMk.IIの手足の特徴とほぼ同じ(天井側が長く、床側が短い)。

出典:wikipedia

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