イーヴン・ピール (Even Piell) は、アメリカのSF映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の人物である。映画『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場するジェダイ評議会のメンバーの一人。ラニックという種族である彼はヨーダやヤドルほどではないが非常に小柄であり、その姿は評議会のほかナブーの戦い後のパレードでも確認できる。かつて自身の出身惑星でもある惑星ラニックでの戦闘の際に、ジェダイ・マスターのアディ・ガリアの両親を救ったという過去を持つ。そのため、アディ･ガリアはピールを非常に尊敬していた。クローン大戦中、ピールはローラ・セイユーで分離主義者のオシ・ソベックにより脱獄不可能の刑務所・シタデルにウィルハフ･ターキンやその他のクローンとともに幽閉されていた。やがてアナキン・スカイウォーカー、オビ＝ワン・ケノービ、さらにアソーカ・タノ（アソーカは正式には任命されていなかったが自ら志願して強引に参加していた）の率いるクローンの小隊が救出にやってくると、ピールとターキンその他数名は脱出に成功したが、ドロイド軍によりシャトルを破壊され、ローラ･セイユーからの脱出が不可能になったのだ。そして共和国によって再プログラムされたOOM-10のほか2体のバトル･ドロイドが破壊されると、ピールとアソーカはクラブ･ドロイドに包囲されてしまう。ピールは最期までドロイドと戦うが、オシ･ソベックの放ったクリーチャー、「アヌーバ」によって噛まれそのまま戦死してしまう。その後、遺体はアソーカによって運ばれ、アナキンとオビワンによりローラ・セイユーの溶岩に流され、静かに炎となって消えていった。ピールを失うと、とうとうオシ･ソベック自らが戦いに参加し、ターキンをマグマの中に落とそうと試みるが、ターキンを持ち上げたところでアソーカによって殺害された。ピールの死によって空席となったジェダイ評議会の席には、コルサントの戦いの後、アナキンが議長の代理として座ることになる。彼は薄桃色の肌に大きなコウモリ型の耳を持ち、頭の後ろに侍のように髪を束ねている。左目に大きな傷があり、その目は開くことも出来ない状態である。

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