


『殺意』(さつい)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1956年4月号に掲載、同年10月に短編集『顔』収録の1編として、講談社ロマン・ブックスより刊行された。過去4度テレビドラマ化されている。営業部長・磯野孝治郎は、青酸カリを飲み、部長室の机の上にうつぶせになって死んでいた。自殺を推定する材料はない。狭心症の持病を持つ磯野は、製薬会社の見本薬を飲もうとしていた。見本薬の入手経路などから容疑者が浮上するが、その人物に動機が見当たらない上、そもそも石のように堅いその見本薬に、途中で青酸カリを混入する手段があるだろうか?1958年5月22日、日本テレビ系列の「俳優座アワー」枠にて放映。1960年2月14日、フジテレビ系列の「午後十時劇場」枠(22:00-22:30)にて放映。1963年3月7日と3月8日(22:15-22:45)、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」の1作として2回にわたり放映。「松本清張特別企画・殺意」。2004年10月11日、TBS系列の「月曜ミステリー劇場」枠(21:00-22:54)にて放映。女性刑事・琴塚七海を主人公に設定している。
出典:wikipedia
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