アジア・ゲートウェイ構想（アジア・ゲートウェイこうそう）は、アジア各国と積極的に交流を図り、日本の役割や地位を高めようとする構想である。安倍内閣にて打ち出された政策の一つで、第165回国会の所信表明演説にて「日本がアジアと世界の架け橋となる『アジア・ゲートウェイ構想』を推進します」 と述べたことが始まりである。2007年5月内閣官房に「アジア・ゲートウェイ戦略会議」が設置された。しかしながら構想を進めていくうちに閣内で対立が発生して一時的に混乱した 。アジア・ゲートウェイ構想を進めるにあたって次の重点項目を会議で定めた。関西国際空港･中部国際空港の24時間運用や地方空港のチャーター便受け入れ、成田空港から都心へのアクセス改善が盛り込まれた。税関･港湾手続の統一や簡略化、さらにNACCSの見直しをする。受け入れのシェアを拡大し、アジア人財資金構想推進や在留資格制度の見直しで、留学生の就職を促進する。大学に対しての資金提供や、実態を把握するための調査を行うことでグローバル化を促す。英語で金融に関する情報を見られるようにしたり、企業の資金提供の多様化、会計の透明性の確保を行う。企業でも農業が出来るようにして、ITを活用した効率化。そして海外への輸出を積極的に行う。日本の魅力を最大限に生かして、ハード・ソフトで発信を行う。日本で発展してきたさまざまな文化を育成して、海外に発信する。

出典:wikipedia