『岩波数学辞典』(いわなみすうがくじてん)とは、岩波書店発行、日本数学会編集の、数学についての辞典(事典)。数学の各分野についての項目が記述されている。岩波書店の委託により、日本数学会が辞典の編集に着手し、1954年第1版が発行された。その後、1960年増訂版発行。1968年第2版発行。1985年第3版発行。2007年第4版発行。序文の署名者は、第1版、第1版増訂版、第2版は彌永昌吉、第3版は伊藤清、第4版は服部晶夫である。また、海外にも翻訳され、" (Editor : The Mathematical Society of Japan) としてから発行された。これの第1版は日本語版の第2版からの翻訳で、1980年発行。第2版は日本語版第3版からの翻訳で、1993年発行。一線の研究者300~400人の執筆による中項目辞典。「辞典」と題されているが「事典」とみなすこともできる。項目数は第1版593、第2版436、第3版450、第4版515。本文のページ数は、第1版改訂版は685ページ、第2版は885ページ、第3版は1347ページ、第4版は1680ページ。最新の第4版では、索引なども含めたページ数は1976ページ。数学の各分野において、それぞれの事項が簡潔に記述されている。定理の証明などはついていない。高校生や一般向けではなく、数学や数学関連分野専攻の大学生以上向けと考えられる。第2版まで、本文項目と和文索引は、日本語のローマ字表記のアルファベット順に配置されていた。五十音順への要望が多かったため、第3版から配置順、和文索引とも五十音順に変更された。和文索引の他に、欧文索引、人名索引が存在する。また、第3版まではロシア語索引があったが、第4版では削除された。本文項目の後、索引の前に、公式集・数表集が付属する。第4版ではCD-ROMが添付された。第4版のCD-ROMには、第3版の画像取り込みPDF、第4版の内容PDFが収録されている。
出典:wikipedia
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