五色台(ごしきだい)は、香川県高松市と坂出市にまたがる大崎山、峰山(黒峰)、北峰、青峰、白峰山、大平山、猪尻山の連峰である。大部分が瀬戸内海国立公園の一部で、香川県の中央部から瀬戸内海にせり出した溶岩台地である。また瀬戸内海を望む景勝地の一つでもあり、国民休暇村などの宿泊施設がある。香川県のほぼ中央に広大な面積を占める溶岩台地で、300メートルから400メートル級の峰が連なり、全体になだらかな台地状になっている。最高峰は猪尻山の483メートルであるが三角点が無く、最高峰の三角点を持つのは標高478.7メートルの大平山である。香川県はこの五色台によって東西に二分され、広義ではここを境に以東を東讃、以西を西讃と言う。五色台の範囲を明確に設定する定義はない。それは五色台と呼ばれるこの連峰自体がいびつな星型になっており、五色台の範囲にこの星型の先端部を含めるか含めないかで範囲は変わるからである。五色台の名は、北から並ぶ紅峰(赤峰)・黄峰・黒峰・青峰・白峰の5峰に基づく。これらは五行説の五色が割り当てられており、五方と関連付けられるが、五色と五方の対応(青赤黄白黒=東南央西北)は、5峰の実際の位置関係とは符合していない。真言密教と関係があり、弘法大師その人の命名とも言われている。『香西記』にはそれぞれの名の由来が書かれている。これらは後世の付会であろうが、白峰の由来だけは本当で、他の峰は白峰にあわせて命名された可能性もある。紅峰の別名ともされる赤峰は、紅峰と別個の峰であるという説もある。しかし、『香西記』には赤峰が海岸にそびえているとあり、これは現在の紅峰の特徴と一致しており、一方、赤峰台など他の赤峰候補とは一致しない。「国分台」は五色台の別名とされることもある。座標=稜線を南北にぬって香川県道281号五色台線(旧・五色台スカイライン)が走り、車窓や展望台から瀬戸内の眺望を満喫できる。頂上付近に国民休暇村(休暇村讃岐五色台)がある。五色台には香川県内を見渡せるロケーションの良さから県域FM放送を行なう、NHK高松放送局FMラジオ放送とエフエム香川両社の送信所が置かれている。またかつては、当時県域テレビ局であったRNC西日本放送の旧親局も置かれていたが、現在は廃止されて同社のFPU基地局として使用されている。ここではその放送用の鉄塔のみについて記述する。香川県の中央に位置し、標高もある程度高いこともあって放送区域は香川県のほぼ全域に達する。そのため香川県内の県域FM放送の送信所はここのみで、中継局などは無い。またロケーションの良さから、電波は香川県内どころか瀬戸内海沿岸の広い範囲に到達している。その中でも特に、FM香川の電波到達範囲は、香川県のほぼ全域並びに淡路島を含む兵庫県南西部、岡山県南部、愛媛県東予地方、徳島県の各瀬戸内海側およそ116万世帯に及ぶ。全社が単独で鉄塔を建て、他の鉄塔群と同様に香川県道180号鴨川停車場五色台線沿いに位置している。五色台の鉄塔群の中でも最も北側に位置し、岡山県側である瀬戸内海側に最も開けた峰である。なお鉄塔がある山頂広場までは県道180号からある程度奥まったところにあり、そこまで自動車通行可能な幅の蛇腹状のアクセス路があるが、現在は封鎖されているため、一般人の立ち入りは出来ない。またこの峰の東側には四国八十八箇所第82番札所である根香寺がある。NHK高松放送局がFM放送を送信しており、青峰山頂広場の西端、RNC旧親局の南西側に位置する。このFM専用施設はNHK単独で使用していて、空中線形式は双ループアンテナ3段2面である。なお送信面は2面であるが、鉄塔が三角柱のため、北方向以外の全ての方向に電波を出していることになる。FM香川と違い、岡山県方向には電波を出していない。かつてRNC西日本放送の親局はこの青峰山頂に位置しており、山頂一帯は現在でもRNCの所有である。標高は450メートル、敷地面積1万坪、そのうち局舎の面積は183坪で、全ての施設はRNC単独で使用していた。またアンテナ高は地上50メートル、空中線形式はスーパーターンスタイルアンテナ6段であった。五色台自体が瀬戸内海に突き出た山であり、空中線高も海抜500メートルと比較的高いことから、開局時の映像出力5kWの時でさえ、受像半径は70キロメートルにも及んだ。廃止後に送信用のスーパーターンスタイルアンテナは外されて鉄塔のみが残り、東側に新たに建てられた鉄塔と共に、RNCの業務用鉄塔及びFPU基地局として使われている。高松市周辺や、丸亀市周辺の古い建物では、今なおVHFアンテナを、この五色台に、もしくは五色台と金甲山に向けている世帯がある。エフエム香川(愛称:FM香川)の大平山送信所が置かれている。県道180号沿いに位置しているが、周囲が樹木に覆われているため入口から鉄塔は見えず、周辺には他の行政の鉄塔群もあるため鉄塔の発見は困難である。施設はFM香川単独で使用していて、空中線形式は双ループアンテナ3段2面2段1面である。青峰に位置するNHK-FMの送信所との違いは、北方向すなわち岡山県方向にも2段の双ループアンテナが付いており、同じ出力でも電波の到達範囲はこちらのFM香川のほうが圧倒的に広い。放送用以外にも青峰から大平山にかけての香川県道180号鴨川停車場五色台線沿い一帯には行政や携帯電話会社の鉄塔が林立し五色台の景観の一部になっている。その鉄塔群は大きく分けて3ヶ所にある程度固まっている。なお以下の配置は北からの順である。
出典:wikipedia
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