ゾル人(ゾルじん)は、日本のテレビアニメ・シリーズ (作品)である『超時空騎団サザンクロス』(全23話) に登場する架空の異星人。 本作品を含む他の2作品 超時空要塞マクロス・ 機甲創世記モスピーダ を加えた上で、アメリカ合衆国や南米諸国連合 ( UNASUR ) , さらにはフランスで再編集・翻案されたシリーズ作品として放送された『ロボテック・シリーズ』では、プロトカルチャー (マクロスシリーズ) の末裔であり、“ ロボテック・マスターズ ”ことティロル人 (Tirolian) として、新たに定義を付け加えられて登場する。惑星グロリエの先住種族である。太陽系外に脱出した地球人類が、開発拠点惑星「リベルテ」に次いで惑星グロリエへ殖民を開始して約20年ほど経過した後、西暦2120年 その衛星軌道上に突如大艦隊を組んで現れる。サザンクロス軍側は、開拓惑星を侵略しに来た異星人 と推定される存在に対して、ロルフ・エマーソン参謀総長(副司令)以下が慎重な対応を決めた直後に、前線指揮官 マウリ・セキーシマ大尉 の勇み足による先制攻撃をきっかけとして、戦端が開かれる。人種的特徴としては、一見地球人類と見間違うほど類似した外見だが、長身痩躯で紫の虹彩を持ち、銀色或いは緑色等の多様な分光スペクトル分類を持つ髪色、そして白い肌を持つなど北方人種の特色を多く残している。生命の花という植物のエネルギーを利用した文明を築いていたが、地球人が殖民をするよりも遥か以前、おおよそ約500年前に、厳しい惑星環境に加えて内紛による更なる環境の悪化から、当時の彼らの母星であった、惑星「グロリエ」を出て、近隣惑星「ファイ」( Phai / φ )に移住した。しかし、移住後の惑星ファイのスペクトル分類の差異による恒星光の波長や惑星環境の相違のため、「生命の花」の開花をもたらすことができず、この花の原種(プロト・ゾル)を定期的に入手して、バイオマス・エネルギーを活性化させる必要があり、惑星グロリエにその一部が戻ってきた。当時放送された映像フィルム本編では放映打ち切りの事情もあって、その起源が明かされることは遂に無かったが、当時のアニメ雑誌などで発表された設定では、実は太古の昔において、時空の歪みで惑星グロリエに飛ばされた地球人類の一部が、独自の発達を遂げた突然変異したもの(ミュータント)だとされた。彼らの社会は生命の花の原種である「プロトゾル」 の喪失によりバイオマス・エネルギーの再生産が不可能となり、備蓄のみに頼る状況のため、統制を維持する方法の1つとして 前記「生命の花の生理作用」を用いて個人の感情や意思を制限し、階級制度を導入している。さらに優れたクローン作成技術を応用して、全ての市民が 一卵性三生児であり、少なくとも社会生活での重要な意思決定の場面では、三人が常に一つの個人として各々「情報・判断・行動」を分担して社会行動をする。また年長者の命令は絶対であるとの教えから長老と呼ばれる高齢指導者の支配力が強いという特徴がある。本編中で言及された指導者 を除く階級または職制区分は以下のとおり。ロボテックシリーズの世界においては、ゾル人( The Zor )は、プロトカルチャーの末裔であり、ゼントラーディ人に対する主人と、超科学技術「OTM」の管理者を意味する、別名「ロボテック・マスターズ」( )或いは 「ティロリアン」( Tirolian )と呼ばれ、「超時空要塞マクロス」本編で未登場の監察軍に相当する。こちらの翻案シリーズに於いても同様に、生命の花に依存した文明を築いており、「ヴァリヴェール」 恒星系の第4惑星であり、豊富な鉱物資源を有する巨大な 環 (天体) を持ち、青緑から紫の帯域幅の分光スペクトルを持つ木星規模のガス惑星「ファントマ」 から遠く離れている第3の月、衛星 ティロル (架空の衛星) を 現在の 母星としている。日本版でいう定義のプロトカルチャーの末裔であり、生命の花を利用したエネルギー(同様にと呼ばれる)を利用したゼントラーディ人を製造し、このエネルギーの入手先がインビッド母星であったことから長きにわたって彼らと敵対関係にある。アンフェタード ( ) に関して、ロボテックシリーズの第二世代編である ロボテック:マスターズ( 別名「ロボテック:サザンクロス」)では、登場するゾル人の描写に大幅な加筆がなされている。以下に一例を挙げる。英文字綴り " Zor " の正しい日本語発音は「ゾア」。ニール・R・ジョーンズによるジェイムスン教授シリーズに登場する、ゾル人(Zoromes)と、英文字綴りは異なるものの、片仮名表記が一致し、設定の長寿或いは不死に関して共通性もみられるが、参照の有無については不明。
出典:wikipedia
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