『狼よさらば』（"Death Wish"）は、1974年製作のアメリカ合衆国の映画作品。主演はチャールズ・ブロンソン、監督はマイケル・ウィナー。本作から『ロサンゼルス』『スーパー・マグナム』『バトルガンM‐16』『狼よさらば 地獄のリベンジャー』と続くDeath Wishシリーズ全五作の一作目にあたる。設計士ポール・カージーはニューヨークで妻と結婚間近の娘と暮らしていたが、彼が不在の自宅に押し入った三人組の強盗によって妻は殺害され娘は凌辱された。さらに、娘は事件のショックから精神を病んでしまい、警察は犯人グループを逮捕出来なかった。その後、南部に出張したカージーは、顧客の銃愛好家との交流や西部劇鑑賞を通じて現地に根付く「市民自ら銃を手に犯罪者から町を守る」気風に感銘を受ける。帰宅したカージーが銃愛好家から渡されていた土産物を開封すると32口径の回転式拳銃であった。彼は銃を手に夜のニューヨークを見回り犯罪者を自らの手で処刑する自警団となった。

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