濡れ落ち葉(ぬれおちば)とは本稿では、上記の2.について記述する。評論家・樋口恵子が、「あるシンポジウムで伝聞として聞いたもの」として1989年の春頃に紹介したことで広まり、「濡れ落葉」として1989年の流行語大賞新語部門・表現賞を受賞した。一種の「男性差別」にあたる表現との指摘もある。樋口恵子本人は自分の造語ではない事情を選者である自由国民社に話したが、以下のような事情により説得されたというエピソードを内閣府の平成14年度「高齢社会研究セミナー(平成21年度以降は「高齢社会フォーラム」)」で紹介している。以下、平成14年度「高齢社会研究セミナー報告書」から引用なお、樋口が耳にしたのは「近ごろは、粗大ゴミではなく『濡れた落ち葉』と言うのですって」であり、当初は樋口も「濡れ落ち葉」ではなく「濡れた落ち葉」と「た」の入った状態で紹介していた。定年退職に伴う「燃え尽き症候群」と共に語られることが多い。働いている間は仕事に追われるあまり趣味を持つことはおろか、家庭を顧みることも、地域での活動に参加することもなかったため、退職後いざ何かを始めようと思ってもそのために必要な人間関係もなければノウハウもなく、またそれらを得るために努力しようという意欲もエネルギーもない状態である。このような状態に陥るのは男性が多いとされ、その原因の1つには男性ホルモンの低下があると言われている。 翌日から毎日新聞学芸部への反響はすごく、結果としては半々だったそうですが、最初の反応は「男だって、何も好きで働いていると思うか。妻子を養うために、昔から男は外に出ると7人の敵あり。妻子を養わんがために、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、働きに働いてきたというのに、定年後、粗大ゴミとは何事か。うぬ、この樋口恵子などという女は許しておけぬ」という感じです。私はちゃんと伝聞として書いたのに、こうした反応がありました。しかし、「そのとおりですわ」という声もまたいっぱい来ました。「夫に定年があるのに、なぜ家事には定年がないのですか」。たくさんの投書の中から、名記者増田れい子さんは2回の特集を組みました。そこにおいて「粗大ゴミ」という言葉は全国に知れ渡り、私が「そうじゃない」と言っているのに、私は命名者のごとく扱われたのです。気の早い男からは「あなたのような女は人間の風上にもおけぬ」とか、脅迫状まで来ました。(引用ここまで)
出典:wikipedia
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