LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

静岡電気鉄道デ10形電車

静岡電気鉄道デ10形電車(しずおかでんきてつどうで10がたでんしゃ)は静岡鉄道の前身である静岡電気鉄道が製造した有蓋電動貨車である。1926年に名古屋の日本車輌製造本店にてデ10 - デ12の3両が製造された。静岡電気鉄道では従来、1921年10月に日本車輌製造本店で製造されたデ3、デ5、およびデ6と称する3両の有蓋電動貨車が在籍していた。貨物輸送需要の増加に対応して本形式竣工の前年に当たる1925年には、有蓋貨車と無蓋貨車を各5両ずつ日本車輌製造本店で新造しており、またデ3とデ5が秋葉線へ転出となったことから、本形式が増備された。全長7,722mm、全幅1,917mm、全高3,747mmと小柄な車体で、浅いシングルルーフ構成の屋根と羽目板張りの側板を組み合わせた、設計当時としては一般的な構造の木造有蓋貨物室の前後に側面に扉のないデッキを設け、ここに3面折れ妻構成のガラス窓付き妻板を取り付けている。これは設計当時の路面電車用電動貨車の典型的な構造を踏襲した設計で、先行する駿遠電気デ3形とは連結器バッファー周辺の寸法を除きほぼ同型である。新製当時の電装品は、当時の駿遠電気で標準的に採用されていたウェスティングハウス・エレクトリック社製の直接制御器と直流直巻整流子電動機をそれぞれ2基搭載していた。台車はアメリカのJ.G.ブリル社の大ヒット製品であるブリル21E 2軸単台車を、日本車輌製造がほぼそのまま無断でデッドコピーして製造したS形台車を新製して装着しており、軸距は2,591mmとこの種の単台車としては長い。集電装置はトロリーポール(2本)静岡市内線は単線架空式で静岡清水線は複線架空式の併用であったため電路開閉器を装備、連結器は貨車と同じ連環螺旋連結器である。本形式は、新造から静岡電気鉄道の静岡鉄道への統合を経て静岡清水線の貨物営業廃止まで、電気機関車を最後まで導入しなかった同線において機関車の代用として重用され、1950年に集電装置をパンタグラフに交換している。また、その間に老朽化した機器が静岡清水線旅客電車や軌道線電車の余剰品に交換され、主電動機は東洋電機製造TDK-31SA2基に、制御器は路面電車用のKR-8直接制御器に交換されている。なお、ブレーキは手ブレーキと直通ブレーキを搭載し、貨車との間に貫通ブレーキは搭載していない。本形式の内、デ10→デワ1は貨物営業の廃止後も工事用に残され、長沼車庫の一隅で待機する状態が長く続いた。同車は1982年に除籍されたがその歴史的価値を認められ、その後も長沼工場にて保存されている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。