『トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士2〜』(トトリのアトリエ アーランドのれんきんじゅつし2)は、2010年6月24日にガストから発売されたPlayStation 3用ロールプレイングゲームである。「アトリエシリーズ」の12作目(外伝的作品を除く)である。前作『ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜』の終了時から5年後の世界を舞台に、プレイヤーは錬金術士で冒険者の少女トトリとなり、行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出る。他のシリーズ作品同様、錬金術がゲームシステムの重要な要素になっていて、採取した材料をアトリエ(工房)に持ち帰り、錬金術により新しいアイテムを作成することができる。キャラクターデザインは、前作に続き岸田メルが担当。前作からPS3になったことでキャラクターの3Dモデル化が実現しているが、前作はデフォルメされたモデルであったのに対し、本作では頭身が岸田のキャラデザインに忠実なモデルになるなど、技術的な向上が見られる。BGMは新作の他、前作で使われた物も一部流用されている。2012年11月29日には追加要素を加えたバージョンアップ版『トトリのアトリエ Plus 〜アーランドの錬金術士2〜』が発売された。トトリのアトリエはワールドマップ、フィールドマップ、戦闘、調合(錬金術によるアイテム作成)、および、ヴィジュアルノベル的なイベントの5種類の異なるゲームシーンから成りたっている。ワールドマップには冒険の舞台となる大陸の全体図と町や森などを表すフィールドマップの入り口が表示されており、許されている範囲内で大陸を移動できる。移動するとゲーム内で日数が経過する。また、キャラクターが持つLPポイントが日数経過で消費され、これが少なくなると戦闘でペナルティを負う。フィールドマップでは町や森などが3次元で表現されており、その中で住民と会話したり、アイテムを収集したり、敵と遭遇したりする。フィールドマップ上ですでに敵が表示される、シンボルエンカウント方式が採用されており、接近して戦うか、遭遇を避けるかを決める事が出来る。敵と接触すると戦闘シーンとなる。戦闘はターン制で、敵、味方のいずれか一方が全滅するか、逃亡するまで続く。各キャラクターはHP, MP, LPのポイントを持ち、いずれかが0になると気絶する。攻撃やアイテムの使用により、敵にダメージを与えたり、味方を回復させたりできる。今作以降、攻撃を受けた際にキャラが喋るようになった。攻撃力の度合いにより台詞は変化する。他のシリーズ作品同様、工房で調合(錬金術によるアイテム作成)が行える。ゲーム上に存在するアイテムには「大きな」「使用回数+1」などの特性が付いており、同じ種類のアイテムでも特性の違いにより効果が修正される。今作では、アイテム作成時に材料の持つ特性を任意に選んで引き継ぐことができる(前作まではどの特性が引き継がれるかは、自動で決定されていた)。アイテムには種類ごとに入手・作成の難易度に応じたレベルが設定されており、より有用な特性を引き継ぐためには、より高レベルの材料が要求される。その他に、個々のアイテムには効力の大きさを表す120点満点の品質評価、総合評価を表す6段階のランクがあり、作成時に使用する材料によってアイテムの機能が全く異なるものに変化することもある。なお、前作ではカゴに入っているアイテムしか店で売却が出来なかったが、今作ではコンテナに入っているアイテムも売却可能になった。上述にもあるMPの概念が二作ぶりに復活した。この値が「0」になると調合後、気絶する。ワールドマップでの移動、フィールドマップでのアイテム収集、戦闘、調合により時間が経過する。ゲーム内時間で最長5年の時間制限があり、その間の行動は自由である。プレイヤーの行動が戦闘、探索、依頼、図鑑の4分野で評価されており、新しい採取地への移動や討伐依頼の達成などで冒険者ポイントを獲得する。ポイントが規定値に達すると冒険者ランクが向上し、新しいフィールドマップの出現やアイテムの登場など、ゲームの要素が解禁されていく。冒険者ポイントはゲームの進行状況の指標ともなっている。前作『ロロナのアトリエ』の終了時から5年後の世界を舞台に、プレイヤーは錬金術士で冒険者の少女トトリとなり、行方不明の母親の手掛かりを求めて冒険の旅に出る。冒険者となったトトリは故郷のアランヤ村と冒険者ギルドのあるアーランドの街を拠点にし、未開の地を探索したり、モンスターを討伐したりする。ゲームは1年目の3月1日から6年目の5月30日までの約5年間を1日単位で進行していく。最初の3ヵ月半はチュートリアル期間として行動に制限があるが、その後はほぼ自由行動となる。4年目の6月1日に一定の条件を満たしていないか、6年目の6月1日に到ると、ストーリーの進行状況に関わらずゲーム終了となる。本作品では前作と異なり、明確なラスボスが存在しており、これを倒すことでストーリーが完結する。ただし、終了日にエンディングを迎えるまでゲームは続行される。エンディングはストーリーの進行状況や、その他のイベントの発生状況などで変化する。上記のラスボスは、あくまでエンディング条件を完了させる要素の一つであり、必ず倒さなければ各エンディングに到達不可能という事は無い。物語のテーマである「旅」を喚起する要素として、フォルクローレ楽曲の曲調を持たせている。また、ワールドマップ、フィールドマップのBGM「足跡を辿って」は各場面ごとに異なるアレンジがされており、場面移動時に頭から再生しなおすことなく、切れ目なしに曲が切り替わり演奏される。これを実現するためにテンポ、演奏時間などの要素が各アレンジで同一になっている。初週(発売日から翌日曜6月27日まで)の販売本数は約7万3千本で、前作『ロロナのアトリエ』の約4万1千本(翌週分も合わせて約5万2千本)を上回る(いずれもアスキー総合研究所による発表結果に基づく)。年末までに販売数が10万本を超えた。岸田メルによるキャラクターデザインが3Dグラフィックスで忠実に再現された。また、見た目の要素によりギャルゲー的な作品としても注目された。4Gamer.net のレビューでは、「ストーリーが進むにつれて次々と新しいアイテムが調合できるようになるだけでなく、移動できる場所も増えていくため、常にやるべきことが明確であり、飽きが来ない」RPGとして評価された。『トトリのアトリエ』では、漁村のアランヤ村に住む少女・トトゥーリア・ヘルモルト(通称:トトリ)が冒険中に行方不明となった母ギゼラを探す旅に出て、錬金術士として、また、冒険者として成長していく物語が描かれる。冒険者となることを決意したトトリは、冒険者にあこがれる幼なじみの少年ジーノと共にアーランドの街で冒険者登録をする。実際に与えられた冒険者の免許は3年間の期限付きの仮免許であり、免許更新のために一定のポイントを稼ぐ必要があった。また、トトリは冒険者の少女ミミと出会う。最初は錬金術士が珍しいということで一方的に関心を持たれていたが、しだいにトトリとミミは親友になる。その他に、怪力の冒険者メルヴィアや元騎士のステルク、自称・異能の天才科学者マーク、そして、トトリの錬金術の師匠ロロナ(前作『ロロナのアトリエ』の主人公)が仲間となり、トトリの冒険を手助けしていく。トトリが冒険者として功をあげていくなか、アランヤ沖に海竜フラウシュトラウトが現れ、船を襲っているといううわさが拡がる。そしてトトリの母も海に出て、船が海竜に襲われていたことを知る。その船は船大工だった父グイードの手によるものだったために、ギゼラが行方不明となって以来、グイードは仕事をしなくなっていた。トトリは海の向こうで生きているかもしれない母を迎えにいくために、父を説得し自分の船を造らせる。ミミや他の仲間とともに、母の後を追って航海する。そして、海竜を倒し、外海に出る。トトリは、海の向こうの大陸にある最果ての村に辿りつく。この村の近くには悪魔の封印された塔があり、村人は生贄にするために集められたのだという。そこで、母ギゼラは復活しようとしていた塔の悪魔を封印し相討ちになったのだと聞かされる。トトリは父と姉に母の最期を伝えるためにアランヤ村に帰る。帰りの船路には、悪魔を恐れた村の少女ピアニャが無断でついてきてしまう。ピアニャを連れ出したことを詫びるために再び最果ての村を訪れたトトリは、塔の悪魔の封印が解ける日が近いことを知ることになる。トトリは、塔の悪魔エビルフェイスを戦いをいどみ、完全に滅ぼす。これで母のことで決着をつけたトトリは、自分のためだけの冒険をはじめることにする。 自分より身分の高い人物や偉人、及びトトリの家族等には畏まった接し方をするが、トトリやジーノ、及び特別身分が高くない人物に対してはつっけんどんに接する。しかしロロナには普段トトリに対して見せている一面がすぐにばれてしまう(ロロナに『くーちゃん(クーデリア)に似ている』と言われ思わず怒鳴ってしまい(事実、身分階級やツンデレな性格などの共通点がある)、トトリから「あっちが本当のミミちゃん」と教えられたため)。
出典:wikipedia
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