『ラブライブ! School idol project』(ラブライブ スクールアイドルプロジェクト)は、学校で結成された架空のアイドルグループの奮闘と成長を描く日本のメディアミックス作品群。 アスキー・メディアワークス、ランティス、サンライズの3社によるプロジェクト。2010年に開始した雑誌『電撃G's magazine』の読者参加企画を皮切りに、作中のアイドルグループが歌う楽曲のCD、作中のライブシーンを担当声優が再現するライブ公演、テレビアニメや劇場アニメといったアニメ化、スマートフォンゲームや携帯型ゲームといったゲーム化など、メディアミックス展開していった。本作には、μ's(ミューズ)が主人公で2010年に開始した『ラブライブ!』と、Aqours(アクア)が主人公で2015年に開始した『ラブライブ!サンシャイン!!』がある。本記事では両者について解説する。KADOKAWA/アスキー・メディアワークスが発行する美少女総合エンタテインメントマガジン『電撃G's magazine』、大手アニメ制作会社『サンライズ』、音楽会社ランティス(担当プロデューサーは斎藤滋、木皿陽平)の三者による合同プロジェクト。学校を舞台に活動するスクールアイドルグループ「μ's」の普段の様子やストーリーを『電撃G's magazine』の誌上にて展開しつつ、サンライズの制作によるミュージック・ビデオPVを収録したDVD付きの音楽CDを販売するという、それぞれの会社・雑誌の特色を生かした分業体制を取っている。2010年初頭に誌上企画が開始され、2010年8月13日にファーストシングルCDが発売された。『電撃G's magazine』で行われて来た読者参加企画に倣い、従来のアニメやゲームでは実現されがたい、ユーザーの声を積極的に取り入れる要素を内包している。ユーザーの声は、ユニット名の公募や、投票などによって作中で結成されるミニユニットのメンバー構成・PVにおけるセンターポジションやイメージガールを決定するかたちで反映される。当初、明確なストーリーラインは明かされておらず、後述の導入部分以外はCDに収録されたボイスドラマや、『電撃G's magazine』誌上のインタビュー形式のショートストーリーなどで、断片的に描かれた。その後に開始した漫画版やテレビアニメ版によってグループ結成に至る物語の流れが明らかになったが、その内容もメディアによって異なる。ファーストシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』はオリコンランキング167位であったが、担当声優による精力的なライブイベントなどでリリース毎に売上を伸ばし、2013年4月のテレビアニメ化後は女性ファンも増え、2015年初冬の5thワンマンライブではさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで2日間に渡って開催して延べ7万人以上の観客を動員するに至った。本作のファンのことはいつしか「ラブライバー」と呼称されるようになり、2015年の新語・流行語大賞のノミネート語50語にも選出された。20歳代から30歳代の女性ラブライバーも増加傾向にあるとされ、その理由として「(一般的なアイドルが肩身の狭い思いをする)アラサーになってもかわいくいられるんだ」と励まされたり、「いつまでも可愛くありたいという、女性の気持ちにもつながる」とも評されている。2016年春のμ'sファイナルライブに招待されて観覧した文部科学大臣の馳浩(元プロレスラー)も「ラブライバー大臣と呼んでください」と語った。本作はほぼ女性キャラクターしか登場しない作品であり、女性ファンも多数付いた理由として、アイドル活動を通してぶつかる様々な壁を努力によって乗り越えて絆を深めていく、いわゆる「スポ根」的な青春ドラマの要素が本作にはあり、男女を問わず共感して応援できるコンテンツとして受け入れられたのではないかという点が指摘されている。2015年2月26日より、『ラブライブ!サンシャイン!!』という新企画が開始された。同年4月30日に同日発売の『電撃G's magazine 2015年6月号』およびラブライブ!公式サイトにおいて企画の詳細が発表された。2015年9月9日、『ラブライブ!』公式サイトのリニューアル(ポータルサイト化)が行われると同時に、『ラブライブ!サンシャイン!!』の公式サイトが開設された。2016年1月11日、ニコニコ生放送で行われた「ラブライブ!サンシャイン!! Aqoursニコ生課外活動〜はじめてのDOKI-DOKI生放送!〜」の中で、『ラブライブ!サンシャイン!!』が2016年夏よりテレビアニメが放送されることが発表された。東京都千代田区にある、ごくありふれた女子高校の「音ノ木坂学院」(おとのきざかがくいん)。地域の人々の想い出に育まれた歴史と伝統あるこの学院も時代の流れには勝てず、3年後に迫る学校統廃合の危機に瀕していた。そんな中、9人の生徒が立ち上がる。彼女たちは、自らがアイドルとして活動し、学校の名を世に広め、入学希望者を増やそうと考えたのだ。今、少女たちと、まだ見ぬファンのみんなで叶える物語=スクールアイドルプロジェクトが始まった。静岡県沼津市内浦にある、女子高校の「浦の星女学院」(うらのほしじょがくいん)。この学校は全校生徒が100人にも満たないことから、学校を盛り上げるためにスクールアイドルを結成することになった。主に基礎設定、複数のメディアで共通する設定を記述する。各メディア固有の設定は別途記述する。付記された声優は、特記ない限り、テレビアニメ版における担当を指す。通称「音ノ木坂学院」。高坂穂乃果などが通う、秋葉原と神田と神保町という3つの街のはざまにある伝統校。女子高校であり、現在入学希望者は少なく廃校の検討が発表されている。テレビアニメ版では、1年生は1クラス、2年生は2クラス、3年生は3クラスとなっている。ネクタイの色は学年ごとに固定されており、1年生は水色、2年生は赤色、3年生は緑色。部活は同好会でも設立には最低5人必要だが、その後は5人以下になってもいい。学園祭での講堂の使用はガラポンくじで決めるのが昔から伝統となっている。学校教育法上では国立学校として分類される名称だが、本作では学校法人が設立・運営する私立学校に近い性格を持った学校として描写されている。秋葉原に在する一番人気のエスカレーター式女子高校。現在も生徒をたくさん集めている。その校舎は秋葉原UDXビルをモデルにしている。漫画版では「-学園」、テレビアニメでは「-学院」と校名が異なる。漫画版、テレビアニメ版に登場。UTX学院の3人組の看板アイドルグループで、穂乃果達の強力なライバルとして登場する。テレビアニメ版では第1回ラブライブ!で優勝している。アニメ第2期第3話でμ'sメンバーと初めて対面し、以前から有望なスクールアイドルとして注目していたことを明かしており、第2回ラブライブ!では予選で最初に歌う場所をどこにするかで迷っていたμ'sにUTX学院の屋上で歌う話を持ちかけ貸し出した。第2回ラブライブ!の東京地区最終予選で全てをぶつけるも、μ'sに敗れる。劇場版では、卒業後もマネージメントチームを組んでアイドル活動を続けることを決めている。「ラブライブ!サンシャイン!!」ではμ'sと共に伝説視され、Saint Snowも彼女たちを目標としている。沼津市の内浦という町の近くの岬の突端にあり、全校生徒が100人にも満たない小さな女子高校。周辺はみかん畑で囲まれている。制服のスカーフは3年生が緑、2年生は赤、1年生は黄色で、これは学年ごとに固定されている。夏服のデザインは2年生と3年生が共通で、パフスリーブタイプを採用。1年生は袖がほぼノースリーブタイプの制服である。スカーフの色同様、学年ごとに固定されている。浦の星女学院で結成されたスクールアイドル。2015年6月28日にユニット名が発表された。北海道在住の抜群の歌唱力と運動神経を持つ2人組のアイドルグループで、A-RISEを目標としており、千歌達の強力なライバルとして登場する。アニメ第7話で東京の神社でAqoursメンバーと初めて対面し、スクールアイドルイベント「Tokyo School Idol World」で優勝を狙うがAqoursと共に入賞を逃した。ラブライブ予選では無事に突破した。本節では、『電撃G's magazine』誌上で公募・発表された、ユーザーの関わる企画について説明する。『ラブライブ!サンシャイン!!』のヒロイン9人全員によるユニット「Aqours」の他、トリオユニット「CYaRon!(シャロン!)」「AZALEA(アゼリア)」「Guilty Kiss(ギルティ・キス)」が結成されている。ユニット名はいずれも公募で決定されている。「Aqours」に関しては、電撃G’sマガジン.comにて応募された中から、15の候補による決選投票が行われ、最多得票となったユニット名が採用された。トリオユニットに関しては、電撃G’sマガジン.comにてメンバー構成を公募し、組み合わせ投票、ユニット名投票を経て3組の構成及びユニット名が決定した。企画展開上の、ヒロインのポジションなどについて、表形式で述べる。モバイルサイト『電撃G'sモバイル』にて配信・実施。その他、待受画像、FLASH待受画像、着ボイスが配信されている。『電撃G's magazine』2011年12月号のプレ連載を経て、2012年1月号から2014年5月号まで掲載。以降は『電撃G'sコミック』に移籍して連載していたが、Vol.10(2015年3月号)での掲載を最後に編集部都合による休載が続き、その後『電撃G's magazine』に再移籍して2016年3月号より連載が再開している。国立音ノ木坂学院を閉校の危機から救うため、高坂穂乃果は剣道部の活動に打ち込んでいた。しかし大会で優勝しても、状況が好転するほど大きな話題にはならなかった。失意の穂乃果は秋葉原を訪れ、音ノ木の生徒数減少の一因である最新校・UTX学園を目にする。同校の擁する校内アイドル「A-RISE」に魅了された彼女は、音ノ木の知名度を上げるため、剣道部を辞めて自分もアイドルになると言い出す。幼なじみの南ことり、後輩の星空凛と彼女に引っ張られてきた小泉花陽がすぐに賛同した。同じ剣道部だった園田海未は穂乃果の変心を責めたが、彼女が真剣であることを見て取ると、自らも仲間に加わる。しかし彼女たちにとっての最後のチャンスというべき、全国アイドルクラブコンテスト「ラブライブ!」に参加するためには、9人の部員と顧問をそろえて正式な部活を発足させねばならなかった。(第1巻)超常現象研究会の会員を集められなかった東條希が顧問つきで合流し、「ラブライブ!」の優勝者に与えられるUTX学園の無試験編入枠を狙う西木野真姫と矢澤にこが加わったことで、必要な人数はあと1人になった。一同は絢瀬絵里に期待をかけるが、彼女は生徒会長職の多忙を理由に誘いを断る。(第2巻)「ラブライブ!」へのエントリー申請を済ませ、楽曲や衣装制作に取り組むμ's。そんな中、近隣校の生徒会による合同会議で音ノ木坂をバカにされた絵里は、学校を救うための行動をしなくていいのかと自問し始める。そしてμ'sの活動を見て思い直した絵里はμ'sへの加入を決意。8人もそれを受け入れ、9人となったμ'sはかねてより準備していたデビュー曲「僕らのLIVE 君とのLIFE」のPVを「ラブライブ!」公式サイトにアップロードする。期待と不安に胸を膨らませるメンバーだが、アップロードの翌日に待っていたのは、メンバー以外の誰もPVに投票していないという非情な現実だった。(第3巻)おだまさるの作画による『ラブライブ! School idol diary』が『電撃G'sコミック』Vol.1より連載。柴崎しょうじの作画による『ラブライブ! School idol diary 2nd Season』が『電撃G'sコミック』2016年4月号より連載中。『ラブライブ! School idol diary』は、μ'sメンバー自身が書いた活動日誌という体裁の掌編集。CDに付属するDVDに収録されたPVは、2D作画と3DCGの合成アニメーションとなっている。5 - 6分程度の短いアニメに通常の30分作品以上の予算と手間がかけられており、2Dと3Dを高いレベルで融合させた高品質なものに仕上がっている。また、このPVでキャラクターたちが披露するダンスをライブイベントのステージ上で担当声優たち自身が実演し、楽曲ごとに異なる各キャラクターのポジションやフォーメーションをも含め、ほぼ完全に再現する点が見どころになっている。生身では困難とも思えるアニメ劇中の動きを実現させるため、演者たちには一般的なライブ以上に密度の濃い特訓が課せられることもあるという。μ'sを主人公にしたテレビアニメ『ラブライブ!』は、第1期が2013年1月から3月までTOKYO MX・読売テレビ・テレビ愛知・BS11にて全13話、第2期が2014年4月から6月まで全13話で放映された。続編として2015年6月13日に映画『ラブライブ!The School Idol Movie』が公開された。Aqoursを主人公にした『ラブライブ!サンシャイン!!』は、2016年7月から9月にかけてテレビアニメが放送された。テレビアニメ放送に先駆けて、『ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ放送直前特番〜私たち、輝きたい!〜』が放送・配信された。今作は静岡県沼津市内浦地区が舞台であることから、実在する企業・団体ないしはその関連商品等が実名で登場しているほか、モデルとなった建物も数多く存在している。このため、エンディングクレジットには「協力」として数多くの企業・団体がクレジットされている。一例として、「浦の星女学院」のモデルとなった沼津市立長井崎中学校、主人公・高海千歌の家のモデルとなった安田屋旅館、実際にバスが登場している東海バスオレンジシャトル、「寿太郎温州」の箱が登場しているJAなんすん、地元の水族館である伊豆・三津シーパラダイス、あわしまマリンパークなどがクレジットされている。2016年1月11日の初回放送にて、レギュラー放送の決定が発表された。同月22日より、ニコニコ生放送、バンダイチャンネル、LINE LIVEにて、2年生役の3人を皮切りにほぼ隔週で放送中。2016年4月13日より、HiBiKi Radio Stationと音泉にて配信されている。略称は「浦ラジ!!!」。毎週水曜日に更新される。号数は『電撃G's magazine』のもの。
出典:wikipedia
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