ヴャチェスラフ・スタルシノフ（, , 1940年5月6日- ）はソビエト連邦のアイスホッケー選手。モスクワで生まれた彼は1957年にHCスパルタク・モスクワに加入して1972年に現役を一度引退した。この間ソビエト選手権で1967年に47ゴール、1968年に46ゴールをあげて得点王となり、チームも1962年、1967年、1969年と優勝を果たした。現役を引退後2シーズン、スパルタク・モスクワのヘッドコーチを務めたが1975年現役に復帰、1976年、日本の王子製紙に入団しその年の得点王、アシスト王となりベスト6にも選ばれた。王子製紙では3シーズンプレーし、1978年にスパルタク・モスクワに復帰し1979年現役を引退した。スパルタク・モスクワでは540試合に出場し405得点をあげた。ソビエト連邦代表として13シーズンプレーし182試合に出場149得点をあげた。アイスホッケー世界選手権での1963年から1971年までの7連覇（冬季オリンピック開催年は開催なし）、1964年のインスブルックオリンピック、1968年のグルノーブルオリンピックでの金メダルに貢献した。1972年に行われたカナダ代表とのサミット・シリーズにも1試合出場している。ソビエト連邦が誇る偉大なセンターであり、ボリス・ミハイロフに破られるまで得点記録を持っていた。彼とエフゲニー・マヨロフ、ボリス・マヨロフで形成されるラインは有名でゴールを量産した。クラブやソビエト連邦代表で彼はチームリーダーとしてチームメートの尊敬を受け続けた。1963年にとなり、2007年には国際アイスホッケー連盟の殿堂入りを果たした。

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