クリコロ州(Koulikoro Region)は、マリ共和国の州。マリ西部に位置し、首都バマコを取り囲む地域を州域としている。(バマコは州からは独立している)。州都はクリコロ。クリコロ州域は、かつてガーナ王国、、マリ帝国などさまざまな国家によって支配された。クリコロ州は北をモーリタニア、東をセグー州、南をシカソ州、南西をギニア、西をカイ州とそれぞれ接する。この地域にはニジェール川を始めとして、バオレ川、サンカラニ川、バオゲ川、バニ川、バフィン川などの川が流れている。バマコ市の北側には、サヘル地帯が広がっている。州内には州都クリコロをはじめ、カティ、コロカニ、ナラ、バナンバ、ディオイラなどの都市が存在する。ブークル・デュ・バウレ国立公園などいくつかの自然保護区がある。住民はバンバラ人やマンディンゴ人、ソモノ人(Somono)が多く、ニジェール川流域周辺に集まっている。この地域は、マンディンゴ人の故地として知られている。マンディンゴ人はマリ帝国を築き上げた歴史とともに、グリオなどの伝統的な文化を保持していることでも知られている。この地域はイスラム化されたものの、現在でもアニミズム的な伝統が根強く残っている。この地域では、バンバラ語が最もよく使われる言語である。クリコロは伝統的な人形劇場で知られている。ミュージシャンのサリフ・ケイタやロキア・トラオレはこの州の出身である。クリコロ市はダカール・ニジェール鉄道の終点であると同時に、増水期に運行されるニジェール川水運の起点でもある。増水期になると、クリコロからセグー、モプティ、トンブクトゥ、ガオなど下流の諸都市に向けて船が運航する。クリコロ州は農業が主産業であるが、セリングエ・ダムの水力発電やファナの綿工業など工業も一部で行われている。クリコロ州は、7つの圏(Circle)に分かれている。2001年時点の人口は1,516,486人。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。