モプティ州（Mopti Region）は、マリ共和国の州。州都はモプティ。モプティ州の地域は、1820年にはの支配下に入った。その後の支配下に入った。19世紀末にはフランス領となった。マリ中央部に位置し、北をトンブクトゥ州、南をブルキナファソ、西をセグー州と接する。ニジェール川が州の中央部を貫流しており、最大の支流であるバニ川が州都モプティでニジェール川と合流する。そのため、州中央部は広大な内陸デルタ地帯となっている。マリ最高峰である標高1153mのオンボリ山もモプティ州にある。気候的には、モプティ州は全域がサヘルに属する。住民はバンバラ人、フラニ人、ドゴン人、ソンガイ人、が多い。州東部にはバンディアガラの断崖があり、ドゴン人が多く住む。モプティには空港がある。ニジェール川は交通の大動脈となっており、増水期には西のクリコロやセグー、東のトンブクトゥやガオまで船が就航する。この地域は灌漑農業が盛んで、ニジェール川の漁業や内陸デルタの稲作も行われている。観光地としては、世界遺産であるジェンネの泥のモスクやバンディアガラの断崖に住むドゴン人の集落などがあり、世界中から観光客が訪れる。モプティ州は、8圏に分かれている。2001年時点の人口は2,037,330人。

出典:wikipedia