かしてつバスとは、関鉄グリーンバスが運行する鹿島鉄道代替バスの愛称。ここでは、一ルートの主要経路が同一の茨城空港連絡バス石岡ルートについても記載する。かしてつバスは鹿島鉄道線廃止日の2007年4月1日から運行を開始した。2010年3月11日の茨城空港開港に伴い、同空港連絡路線となる「茨城空港連絡バス」が新設され、そのうち石岡ルートについては石岡駅 - 小川駅間がかしてつバスと並行している。茨城空港連絡バスは他に水戸駅からの小川・水戸ルートがあるが、これも茨城空港からさらに小川駅まで運転されている。現在は殆どのルートが、後述する「かしてつバス専用道」を利用して運行されている。なお、茨城空港と周辺市街地の連絡バスについては、本項の茨城空港連絡バスの他に、関鉄グリーンバス・鹿島鉄道の親会社である関東鉄道が運行するリムジンバス「茨城空港シャトルバス」が設定されている。かしてつバスのロゴとして「か」の一文字をモチーフにしたロゴを使用している。このロゴは、かしてつバスの「か」という意味のほかに、斜めの線が筑波山、四角の部分がバスで、筑波山を背景に走るバスをイメージしたものとされている。運行開始当初、かしてつバス・茨城空港連絡バス石岡ルートの石岡駅 - 小川駅間はほぼ国道355号に沿った経路であった。石岡市にある国道6号との交点である山王台交差点は慢性的な「渋滞の名所」であり、鹿島鉄道廃止前から代替バスに対して定時運行が確保できるかが懸念されていた。実際、かしてつバス運行開始から石岡行きに関してはほぼ渋滞に巻き込まれており、とくに土日の午後から夕方にかけての渋滞ははなはだしく、定時性確保は困難となっていた。このことから、山王台交差点を回避してバス運行の定時性向上のために、鹿島鉄道線跡地のうち石岡駅 - 小川駅間7.1kmで公設民営のバス専用道路「かしてつバス専用道」化の工事が進められており、そのうち石岡一高下 - 四箇村駅間5.1kmの完成に伴い、2010年8月30日からはかしてつバス・茨城空港連絡バス石岡ルートのほとんどの便で石岡駅 - 小川駅間の経路が変更されている。専用道運行開始に伴い、もとの踏切があった専用道と一般道の交差部分には、遮断機が設置されて、一般車や自転車の侵入を防いでいる。この遮断機は運転士のリモコン操作により、遮断棒が上昇するようになっており、遮断機にはアンテナが設置されている。また、同時にバスロケーションシステムを導入して、バスの運行位置情報を携帯電話で知ることができるようになった。これは関東鉄道(およびグループ)バスで初めての導入である。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。