ローリングス・ゴールドグラブ賞（Rawlings Gold Glove Award）は、MLBの選手表彰のひとつ。1957 年、グラブメーカーのローリングス社が表彰を始める。守備の優れた選手をナショナルリーグ・アメリカンリーグの各リーグから、各ポジション1人ずつ計9人各チームの監督・コーチの投票によって選出される。自分のチームの選手に投票できない。初年度の1957年のみ各ポジション両リーグから1人ずつの選出、1958年以後は両リーグ各1人（外野は3人）の選出となった。ブルックス・ロビンソンがボルチモア・オリオールズで受賞した16回のゴールドグラブ賞数はアメリカンリーグ最多、三塁手として最多である。マイク・シュミットはフィラデルフィア・フィリーズで三塁手としてロビンソンに次ぐ10回のゴールドグラブ賞を受賞した。スコット・ローレンはフィリーズとセントルイス・カージナルスで三塁手として8回のゴールドグラブ賞を受賞。三塁手として6回のゴールドグラブ賞を受賞した選手はバディ・ベル、エリック・チャベス、ロビン・ベンチュラの3選手である。三塁手としてゴールドグラブ賞を受賞し、アメリカ野球殿堂入りをしている選手は、ウェイド・ボッグスとジョージ・ブレットの2選手である。エリック・チャベスは2005年、ウェイド・ボッグスは1995年に三塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最小の5失策を記録。ナリーグの最小記録は1986年のマイク・シュミットと2005年のマイク・ローウェルの6失策である。ブルックス・ロビンソンが1974年に記録した410補殺は三塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最多である。刺殺はロン・サントが1967年に記録した184、併殺はブルックス・ロビンソンが1974年に記録した44が最多である。

出典:wikipedia