ロラス島(ロラスとう、) はサントメ・プリンシペ領の大西洋上の島。ロラス島はギニア湾の赤道上に存在しており、サントメ島のすぐ南に位置している。行政区画上はサントメ州カウエ県に属する。島は小規模なリゾート基地になっている。島の主要かつほぼ唯一の経済活動はリゾート施設に結びついている。島の常住人口は約200人でありそのほぼ全てが観光産業に直接従事している。島内にはその場所が赤道直下であることを示すモニュメントが設置されている。ロラス島へはサントメ島南部のポルトアレグレ港から出航するボートが唯一の交通手段になっている。ポルトガル海軍の将校・航法士であり歴史家だったガーゴ・コーチニョ(1869年 - 1959年)が1915年から1918年までこの近辺の測量任務を指揮していた。任務の内容は付近の島嶼における基礎となる測地網の設定と爾後の三角法による測量、精密な測量及び天体観測だった。任務中、コーチニョは赤道がロラス島を横切っていることを発見した。この成果は『1915年から1918年のサントメ島における測量任務の報告』()で発表されるとともに1919年に発行された地図に反映された。このことはポルトガルの植民地における、実用的な測地学における最初に達成された事業だと考えられている。
出典:wikipedia
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