ルリジサ(瑠璃苣、学名 )とは、ムラサキ科の植物で、ハーブの一種。和名はルリヂサ、ルリヂシャともする。チサ(苣)はレタス(キク科)の意味。英名はボリジ (ポリジは誤り)。これは属名にもなったラテン語名ボラゴ に由来し、これはさらにアラブ語で「汗の父」(発汗作用を表す)を意味する語に由来する。あるいは一説に、イタリア語、フランス語で「綿毛」を意味する単語「burra」に由来する。原産地は南ヨーロッパ。全草が白い毛でおおわれ、とくに楕円形のくすんだ緑色の葉は触ると痛いほどの細かな毛がある。花はマドンナブルーと呼ばれる青色で、星形の花を咲かせる(まれに白、ピンクもある)。ルリジサの花はスープやサラダの付け合わせに用いられる。新鮮なルリジサはキュウリに似た風味を持ち、セージやパセリ、ミントと共にサラダの主要な素材の一つとして重宝した。治療にも用いられ、バンクスの本草書には腫瘍を消滅させる効果があると記載されている。人を奮励させる強壮効果があり、ワインと一緒に飲むと気力が沸いてくると言われた。古代の詩などでも、ルリジサが気分を高揚させると歌われており、ディオスコリデスやプリニウスもその効能に注目した。中世には騎士が自らの闘志を高めるためルリジサを煎じたハーブティーをよく飲んだ。人を勇気付けるという効果は決して思いこみではなく、現代的な科学によって、恐怖やストレスに対してアドレナリンを分泌させ、鬱などに効能があることが確認されている。その他、フランスではルリジサの葉と花を素材に作る煎じ薬が解熱への対策として作られ、効果を発揮している。また花をハチが好むため、蜂蜜の製造の手助けとしても栽培されている。ルリジサは美術においても重宝された。画家達は、ルリジサの花弁から採れる汁を使ってマドンナブルーと呼ばれる色を作り、聖母マリアの衣服を塗った。種子から抽出した油(ボリジオイル、ボラージオイル)はキャリアオイルやサプリメントとして利用されている。
出典:wikipedia
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