アイネスフクヤマ(ines FUKUYAMA)は広島県福山市東桜町に2011年3月に完成した商業・住居複合ビル。1961年(昭和36年)に完成した地場産業の繊維業界向けのビル、福山繊維ビルの老朽化が問題となり1980年代から建て替え考想が持ち上がり、再開発組合が設立された。区分所有者の多さなどから困難を極め様々なプランは紆余曲折を経たが、2008年(平成20年)夏に福山繊維ビルは取り壊され、その跡地に東桜町第1種市街地再開発事業として建設された。総事業費約125億円のうち約48億円を国や広島県と福山市が補助して建設された再開発ビルでホテル棟とマンション棟のツインタワーとなっていて、地下1階から地上2階部分が30区画の商業フロアとなっているが、核店舗の食品スーパーフレスタが隣接していた商業ビルキャスパから、書店が福山ロッツからの移転で、それ以外の24店舗も福山初出店は2店舗のみと既存の市内の商業施設と完全に競合していた。そのため、福山商工会議所会頭・林克士からから「地元店の客がアイネスに移動するだけ。民需圧迫だ。」 との批判をされ、中核店舗を奪われたキャスパが当施設開業翌年の2012年(平成24年)1月31日に閉鎖となったり、当施設に店舗が移転した跡が空き店舗のままとなると同時に周辺の人通りが減少するなど周辺の活性化には繋がっていない。また、開業4ヶ月間の来店客数はほぼ見込み通りと発表されているものの、2011年(平成23年)4月1日の開業時には核店舗の食品スーパーや書店、ドラッグストアなどは開業せず21店舗でスタートし、当初3階の一角に総合メディカル株式会社による医療モール(680m²)として内科・眼科・耳鼻咽喉科・皮膚科・整形外科などの科目で募集が行われたがクリニックの誘致が進まず、最終的に内科診療所と歯科診療所、それに調剤薬局の各1つを2階に配置するに留まった医療ゾーンの1区画と物販ゾーンの2階と地下1階の各々1区画は同年6月時点でもなお出店者が未定の完全な空き店舗状態が続き、同年夏には駐車場を管理していた開業から半年ほどの時点で撤退するなど当施設の運営も必ずしも順調とは言えない状況となっている。その後2015年(平成27年)に入り、同一街区内のNHK福山放送会館が老朽化で閉鎖されることが決まったため、会館内に入居していたNHKカルチャー福山教室が2階のテナントとして移転開業した。なお、施設名「ines FUKUYAMA」は2008年(平成20年)9月21日に2,849通の応募の中から選ばれたもので、「繊維(seni)」を逆読みして建物が新しくなっても繊維ビルの名前を忘れまいとする思いが込められている。またビルの北側1階には「繊維ビル跡地」という石像が建立されている。JR福山駅の南口である福山市東桜町において東桜町第1種市街地再開発事業により建設された複合ビル。商業施設やオフィス、医療モール、自走式立体駐車場、分譲マンションなどで構成される。住宅棟は”フローレンス福山ローズタワー”というネーミングで備後地方随一の高さである約102mの超高層ビルとなり、ホテル棟も高さは備後地方第二位の約62mとなる。なお、ホテル棟にはリッチモンドホテルチェーンが入居し、客室数は200室のリッチモンドホテル福山駅前が入居。地下部は既存の駅前地下道や市営駐車場と接続する。会議室こそあるものの、レストランやバーなどの飲食施設や宴会場などは全くない宿泊特化型のビジネスホテル。客室はダブルやツインのみで、主力の一人客にはダブルのシングルユースで対応している。
出典:wikipedia
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