安禅寺(あんぜんじ)は新潟県長岡市西蔵王3丁目にある天台宗の寺院。等級は七等。かつては蔵王権現を祀る蔵王堂(現在の金峯神社)の別当寺であった。明治時代に廃仏毀釈により一時廃絶したが、後に復興した。参道には「頼朝の塔」と呼ばれる回国六十六部の納経塔がある。和銅元年(708年)に僧道昭により古志郡楡原に開基されたとされる。ちなみにこの翌年に同じく古志郡楡原に蔵王堂が創設されている。蔵王村(現在の蔵王町。旧保倉村)に移転した年月不詳。天文12年(1543年)に当寺の法燈を分採して安善寺が創立される。なお、安善寺の宗旨は曹洞宗。慶長19年(1614年)、天海により天台宗に改宗。宝永元年5月(1704年)に中興の義道僧正が示寂すると輪王寺宮御兼帯所となる。正徳年中に信濃川洪水により廃城となった蔵王堂城跡地に移転し、蔵王堂の別当寺として蔵王堂に奉仕する。安政2年(1856年)に三芳野千春住職が晋山するが、明治4年、蔵王堂は神祇として金峯神社と改称され安禅寺は廃寺となる。明治18年(1885年)に千春住職により復興。その後、後継者が途絶えたため、現在は上越市五智の明静院が管理、境内の保存維持は地元有志によって行なわれている。
出典:wikipedia
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