フリオ・テヘラン（Julio Alberto Teheran, 1991年6月27日 - ）は、コロンビア・ボリーバル県カルタヘナ出身のプロ野球選手。投手、右投右打。MLB・アトランタ・ブレーブスに所属。姓は「テイロン(発音：TEY-ron)」と読むのが正しい。米語圏ではなくヨーロッパに多く見られる姓である。また、一部の日本メディアでは、なぜか「タラン」と表記されている。に契約金85万ドルでアトランタ・ブレーブスと契約。これは同年にアマチュアFAでメジャー球団と契約した投手の中では最高金額だった。に傘下のアパラチアンリーグのルーキー級でプロデビュー。はルーキー級ダンビルとA級の2球団合計で14試合に先発。その素質が高く評価され、シーズンオフには「ベースボール・アメリカ」誌が選ぶ有望株ランキングで51位に入り、MLB.comの有望株ランキングでは34位に入った。はA級ロームでスタートし、最終的にはAA級ミシシッピ・ブレーブスまで昇格。3つの階級で24試合に先発し、142イニングで防御率2.59という好成績を残した。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに世界選抜の一員として出場し、最高球速97mphを記録している。オフには、「ベースボール・アメリカ」誌により、カロライナリーグのNo.1プロスペクトに選ばれた。はAAA級グウィネット・ブレーブスで開幕を迎えたが、5月6日にメジャーに昇格し、7日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。翌日にグウィネットに戻され、18日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に登板して以降はAAA級グウィネットに戻された。マイナーでは25試合に登板し15勝3敗、防御率2.55、WHIP1.18の成績を残し、9月3日にメジャー再昇格。、先発ローテーションに空きスポットが出来た為、本格的にローテーションに定着。出だしは調子が上がらなかったが、シーズンが進むにつれて徐々に調子を上げる。最終的には30試合に先発登板し、防御率3.20・14勝8敗・WHIP1.17という素晴らしい成績を残した。この活躍ぶりが評価され、シーズン終了後のルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票では、リーグ5位にランクインした。2月14日にブレーブスと総額3240万ドルの6年契約（2020年・1200万ドルのオプション付き）で合意した。この年も先発ローテーションで投げ、エース格の存在に飛躍を遂げる。33試合に先発登板し、うち23試合で自責点を2以内に抑える見事なピッチングを披露したが、打線の援護に恵まれずに負け星もかさんだ。それでも、2つの完封勝利を含む2年連続での14勝を挙げたほか、防御率2.89・186奪三振・WHIP1.08という抜群の成績を残した。、リーグトップタイの33試合に先発し、3年連続二桁勝利となる11勝を挙げたが、投球内容自体はやや低下した。防御率4.04は、先発ローテーション定着後では初めての4.00超であり、被本塁打や与四球も増加した。なお、奪三振は3年連続170以上だった。は4月はやや不調だったが、5月から調子を上げ、前半戦は防御率2.96の好成績だった。しかしメジャー最低の得点力である打線の貧打によって援護を受けられず、3勝8敗だった。オールスターにはメジャー最低勝率に沈むチームから唯一選出された。ブレーブスのマイナー組織における最有望株。細身の体型から、しばしばペドロ・マルティネスと比較される。細身の体型ながら、90mph台半ばの速球を悠々と繰り出す力を持つ。70mph台半ばのスローカーブと80mph前後のチェンジアップの質も高い。MLBスカウトからの評価は非常に高く、将来的にブレーブスのエースに成長すると見込まれている。

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