離任式(りにんしき)とは、学校・自治体・警察・消防・自衛隊等の組織で、組織に所属する職員や組織の長が人事異動により離任、もしくは定年等により退職する際に行われる式典である。学校等によっては辞校式(じこうしき)または退任式(たいにんしき)とも呼ばれることもある。主に自治体・官公庁・警察・消防・自衛隊等の組織において所属していた職員等が定期異動及び組織の長の離任において行われる行事であり、式典に関しては所属している人員のうち業務に支障の無い者が選抜されて式典に参加する。特に自治体や組織においては離任の対象となる組織の長の離任行事という側面が強く、在任間の各種功績等が式典の場を借りて紹介される事もある。自治体・警察・自衛隊等の組織に関しては組織の長が交代する際に「離任式」という形で式典の場を設けており、特に自衛隊に関しては下は中隊等の小規模から方面隊・陸海空の幕僚監部・防衛大臣等の省全体規模といった大規模まで多岐にわたる。以下は自衛隊による進行の例で、当初は一部の例を除いて上級組織の長若しくは次級者から離任者の紹介が行われる、これを「離任長紹介行事」とされており、また離任式においては当該の離任者が「執行者」となり式典を執行する。部隊を指揮する部隊指揮官は当該部隊の副隊長等の次級者若しくは不在する場合は最先任者が指揮官となり指揮を行う。離任する教職員とのお別れの式であり、離任教職員が児童生徒に対し別れの言葉を述べる。離任式は卒業式後の学校行事であるので、式に出席するのは在学生(場合によってはその年度の卒業生も含む)であるが、「離任する恩師に挨拶をしたい」などの理由で過去の卒業生が多く訪れることもある。ただし高等学校の場合、その年度の卒業生の参加は稀のことが多いようである。卒業生が離任式に参加した場合、その日が事実上の最後の登校となる。離任式は異動の辞令(私立学校の場合は運営学校法人からの辞令)を受けて行われる式典であるから、そのように考えれば、辞令を受ける新年度に入ってから行うのが本来の形と考えられる。しかし、新年度に入ってから離任職員が異動前の学校の離任式に参加するためには、異動先の学校から出張することとなり、授業を振り替えるなど様々な困難を伴うのが普通である。また、新年度に入ってきた1年生にとって離任職員は面識がなく、卒業生は離任式に出席できないなど、新年度に離任式を行うことに疑問を呈す声も挙げられている。そのため、近年は辞令の発令前である年度末に離任式を実施する学校・地域も増えている。都道府県によっては、他校へ移動する教職員名を離任式の日もしくは、その前後の日の新聞にて発表する地域もある。また学校等に関しては、離任式の進行形態として離任した職員が壇上に並び、次のとおり進行されることが多い。日本の小学校・中学校・高等学校などの学校では、次のうちのいずれかに行われる。一般に、私立学校では修了式と同時に行われることが多く、公立学校では、修了式以後の春休みに実施されることが多い(新学期の始業式の前に行うところもある)。児童生徒にとって、春休み期間中は出席するべき日ではないので、春休み中に実施する離任式に登校しなくても欠席扱いにはならないが、たいてい卒業生以外は出席するように指導されている。また官公庁等の組織は定期異動に合わせて主に年度末の3月や期末の7月下旬に行われており、その月において最終日となる日を中心として行われている。
出典:wikipedia
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