アレクサンダー・コミタスの『アルメニア狂詩曲第1番』（）作品22は、1990年に作曲された吹奏楽曲。オランダの作曲家基金「音楽創造基金」（）の委嘱により、オランダ王立陸軍軍楽隊（）のために作曲された。スコアは1990年7月26日にオランダ南部のボクステル（）で完成し、指揮者のピエール・キュエイペルス（）に献呈された。実際に初演が行われたのは1995年12月2日で、ケルクラーデのローダハル（）にて、アレクス・シリングス（）の指揮、キュエイペルスもかつて指揮者を務めていたケルクラーデ・カールハイデ聖ヨーゼフ吹奏楽団（）の演奏による。アルメニアの音楽に興味を持っていたコミタスは、旧ソ連から取り寄せたアルメニア民謡のレコードから4つを選んで採譜し、曲の素材とした。民謡の歌い方を表現するため複雑な変拍子や細かなリズムを多用している。演奏時間は約18分。楽譜はオランダのブロンスハイム音楽出版（Bronsheim Muziekuitgeverij）から出版された。続けて演奏される5つの部分からなる。

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