東急バス高津営業所(とうきゅうバスたかつえいぎょうしょ)は、神奈川県川崎市幸区、中原区、高津区、宮前区、多摩区、および東京都世田谷区を中心とした路線を担当する営業所である。営業所の略号は「TA」。所在地は、神奈川県川崎市高津区溝口五丁目14-1で、国道246号の下り車線に面している。路線は、東急田園都市線の渋谷駅 - 二子玉川駅 - 鷺沼駅間やJR南武線の川崎駅 - 武蔵小杉駅 - 武蔵溝ノ口駅 - 久地駅 - 小田急線の向ヶ丘遊園駅間と広範囲に運行しており、川崎市内の東急バスの主力路線のほか、東京都内にも路線を持つ。ただし、営業所のある高津付近を走るものは少ない。このため、下記に掲げるもののほか、営業所と各駅を結ぶ出入庫系統が存在する。2007年3月18日、全ての路線を東急トランセに委託し、運用上の「東急バス」高津営業所は完全に閉鎖となった。神奈川県内の営業所で唯一の東急トランセ管理委託営業所となっている。なお、敷地内に「教育センター」を併設し社員教育を行っている。そのため、乗務員訓練用に「安全運転訓練車」「教習車」を配置している。日吉営業所に次ぐ神奈川県内第3の営業所として設立。後に延伸開業した田園都市線の沿線輸送をほぼ一手に引き受けていたが、青葉台、虹が丘両営業所の新設により、現在の営業エリアに落ち着いた。この2路線は東急玉川線及び砧線が廃止された際の代替路線であり、高津営業所を代表する路線である。渋12系統は玉川線の代替路線であったが、新町一丁目 - 瀬田間が新道(国道246号)を通過しており、1977年に新玉川線(現、田園都市線)が開通しても、旧道経由(東京都道427号瀬田貫井線)の渋01 - 04系統が廃止されたのに対して、桜新町駅や用賀駅を通らず重複しない区間を持つ当路線は継続となった。玉06系統は砧線の代替路線である。下り(砧本村行き)と上り(二子玉川駅行き)では経路が大きく異なるため、循環線のような運用である。下り運用中に乗車し、上り運用中に降車することも可能。地図上の形としては8の字のルートで運転される。なお、かつては渋12・玉06の2系統を通して運転した渋13系統もあり、この新道線に含まれていた。渋12系統は日中毎時3本程度で、玉川通りの他路線と比べ本数は少ない。ただし、東急田園都市線の駅から離れた瀬田、深沢地区を走行するほか、田園都市線では利用できない東京都シルバーパスが利用できること、この区間で並走する田園都市線は地下を通る上に朝夕を中心に非常に混雑することもあり、着席を求めて当系統および並走する各系統を利用する中距離の乗客も僅かながら存在する。さらに、田園都市線の輸送障害時には渋11・渋82系統などとともに振替輸送を担うなど、重要性の高い系統である。玉06系統は鉄道代替路線という経緯から、始発は5時台と早く、終バスも23時台後半と遅い。また、23時30分を過ぎても深夜料金は必要ない。新道線専用に配備されたナローノンステップ車を中心に使用車両に関しては制約が無いが、原則として大型ノンステップ車は旧川崎営業所から引き継いだ川崎市内の路線に優先的に充当させており、新道線では充当頻度は少ない。渋12系統ではワンロマ車が、玉06系統では中型車が充当される場合もある。なお、渋12の高津営業所発着で「渋谷駅 - 新町一丁目」⇔川崎市内間を通しで利用した場合、荏原営業所の五反田線と同様「東京・川崎渡り運賃」が適用され260円(IC乗車券:258円)となる。但し、「新町一丁目 - 二子玉川(駅)」⇔川崎市内を通しで利用する場合は、東京都区内均一運賃(220円・IC乗車券:216円)で利用でき、二子玉川(駅)から高津営業所の区間は、川崎市内均一運賃(210円・IC乗車券:206円)となる。その為、「渋谷駅⇔高津営業所」のバス利用時は、乗車及び降車バス停によっては乗務員に降車地を申告しなければならない。ただし、二子玉川 - 高津営業所間を利用する乗客は非常に少ない。渋12のうち、渋谷駅前発高津営業所行のバスは本数があるものの、高津営業所発渋谷駅前行のバスは6時04分の1本しか無い。渋谷駅行、高津営業所行とも二子玉川駅には停車しない(国道246号を直進する)。玉06の高津営業所発は早朝のみの運行である。二子玉川駅 - 高津営業所間の出入庫は渋12・玉06の送り込みや玉06の送り出しで回送で行うことが多いが、平日は向02の新平瀬橋発着便で出入庫を行う運用もある。溝の口駅と蟹ヶ谷を新作・千年経由で結ぶ路線。溝の口駅付近の経路が往路と復路で異なり、蟹ヶ谷方向はゼネラル入口で南武線の踏切を渡り、溝の口方向は溝の口駅南口(ここで大半の乗客が下車)を経由してから溝の口駅で終点となる。溝の口駅南口からの久本・新作・千年方面のバスは川崎市バス溝21・溝23・溝25系統の運行によって補完されている。大型短尺車使用路線で本数・利用者共に多い。そのためか定員の多いワンステップバスが充当されがちであるが、時々ノンステップ車も使用される。ただし、かつては新作→溝の口駅南口区間便があり、基本的に中型車が使用されることが多かった。なお、2000年3月17日までは蟹ヶ谷発ゼネラル経由溝の口駅行バスが、そのまま高津営業所へ入庫していた。新作→溝の口駅南口区間便は早朝ラッシュ時のみ運行していたが、現在では蟹ヶ谷→溝の口駅便に吸収されている。小杉・溝の口両駅間を宮内経由で結ぶ路線である。主体は溝02系統で、一部区間を除くと日中はほぼ10分間隔で本数は多い。一部の便は出入庫の関係で高津駅前または新平瀬橋発着となる。溝03系統は川崎営業所時代に川崎市交通局から移譲された。溝02系統と違うのは、小杉御殿町を通らずに新丸子駅を経由することである。本数は少なく、始発も遅い。なお、溝の口駅から小杉駅前方向のみの運行であり逆方向への運行はない。溝02系統との誤乗防止のため、系統番号表示を反転表示としている。また、平日1便のみ小杉駅前から新城駅前を経由して溝の口駅へ向かうバスもある。この便は系統番号無表示となっているが、経路は川崎市バス溝04系統と同一のルートであり、川崎市バスの「第三京浜入口」停留所が東急バスでは「ゼネラル入口」と名称が異なる程度である。この他、小杉駅前から市営等々力グランド(グランド入口ではなく、その奥まで入り込む)までの臨時の直行便がある。等々力緑地内の等々力競技場でのJリーグサッカー・川崎フロンターレ戦や、とどろきアリーナでの川崎市主催の成人式が行われる際に川崎市バス上平間営業所と共同で運行する。小杉折返所停留所は2011年7月1日より、小杉御殿町二丁目に改称された。2012年11月1日より、溝02系統の小杉駅前 - 新平瀬橋便が新設された。平日のみの運行で、新平瀬橋発小杉駅前行きは朝方、小杉駅前発新平瀬橋行きは夜間に運行される。2014年12月1日に、小杉駅東口 - キヤノン玉川事業所の直行便が新設された。平日朝にキヤノン玉川事業所行き、夕方に小杉駅東口行きが運行され、土曜・休日は運休する。川崎駅から主に府中街道を走り、下平間・小杉・高津経由で溝の口に至る路線。旧・東京横浜電鉄がバス事業を再開するにあたって1933年に溝ノ口乗合自動車より譲り受けた路線を起源に持つ古い路線である。小杉御殿町以南では一部時間帯を除き概ね10分間隔で運行しており、車両は大型短尺車でノンステップバスを中心に使用されている。長年にわたり川崎営業所の所管路線であったが、同所廃止に伴い2010年10月1日に高津営業所に移管、東急トランセ管理委託路線となった。川31の高津駅前折返便と川34は移管時の新設系統。日中時間帯は川33系統が主力で、川31系統は1時間に1 - 2本、川34系統は平日は日中時間帯も運行するが、土休日は川33系統の運行時間外となる朝晩のみに運行される。小杉線の溝02系統を補完するため、早朝、夜間には川31系統の川崎駅西口北発で小杉駅前バスターミナルに立ち寄る便(実質的に川34系統から溝02系統につながるような形)もある。川32系統の小杉折返所発着便は2011年6月30日の小杉折返所(旧川崎営業所)廃止に伴って廃止。ただし、平日の午前中に下平間行きがあり、この便のみ川32系統として残っている。なお、平日の一部に東芝小向事業所の休業日は運休となる便があり、時刻表にその旨を示す注意書きが書かれている。直行・東芝系統は通勤時間帯は頻発で運行されるが日中時間帯は1時間に1 - 2本ほどである(稀に臨時ダイヤで運行の場合有)。東芝小向事業所行きは川崎駅西口北を出ると東芝前まで無停車であるのに対し、川崎駅西口北行きは途中、東芝前、小向交番前、ソリッドスクエア前に停車する。2012年10月15日より、川崎駅西口北行きは小向交番前(当時の停留所名は東芝科学館前)にも停車するようになった。川崎駅西口北 - 東芝前間は一般客の利用も可能で、東芝小向事業所への通勤輸送のほか、東芝付近の近隣住民の利用も見られる。現在の運行形態となったのは1999年だが、東芝への輸送も歴史が長く、東芝通信部門の前身・東京電気無線が小向工場を発足させた直後の1940年の路線案内にはすでに川崎駅 - 無線前系統の記載がある。杉05系統は横須賀線小杉駅から市民ミュージアムへの便を図り2011年9月1日に新設された系統で、日中時間帯に1時間に1本運転される。東急バスの一般路線としては初の横須賀線小杉駅乗り入れ路線である。この他、等々力緑地内の等々力競技場でのJリーグサッカー・川崎フロンターレ戦や、とどろきアリーナでの川崎市主催の成人式が行われる際には、横須賀線小杉駅から市営等々力グランドまでの臨時の直行便を運行する。この直行便は新羽営業所の車両で運行することがある。この路線のうち東芝系統を除いた川崎駅発着便には、「土手廻り」との呼称がある。これは、ソリッドスクエア(前) - 妙光寺(前)付近で多摩川の土手沿いを走ることを示すものだが、以前はこのほかにも「幸町廻り」、「新道廻り」と呼ばれる便があった。「幸町廻り」は、明治製菓前(現・ソリッドスクエア前) - 下平間間で中幸町・御幸警察署前(現・幸警察署前)・正教寺前・御幸小学校前・小向交番前(2007年3月31日より東芝科学館前)を経由するものであり、「新道廻り」は、同区間で中幸町・御幸警察署前・正教寺前・御幸小学校前・小向西町を経由するものであった。同じく川崎駅を発着する荏原営業所の反01は河原町団地前 - 東芝科学館前を別経路(遠藤町・御幸小学校前・戸手一丁目を経由)で運行するので「遠藤町経由」と呼称される。東芝系統も反01と同じ経路で運行している。かかし2007年4月1日より、乗り場が東口から「西口北」バスターミナルに変更された。2007年10月1日には川32:川崎駅西口北 - 東芝小向工場の系統が廃止された(上記の直行・東芝系統とは異なる)。 また、毎年8月15日は東京都大田区主催の花火大会「大田区 花火の祭典」の開催(予定)日で、開催時は川崎側でも観覧客が押し寄せるため、安全を考慮し東急バス側で運休を行う。なお、荒天(大雨、台風、川の増水)の際は中止になるため規制は行われない。運行規制がかかる区間は、川31 - 33は全て川崎駅西口北 - 戸手アパート前( - 左記のバス停より先は正規路線どおり運行)。途中まで同じ区間を運行する反01も上記同様に区間運休となるが、河原町団地前バス停(反01)から折り返して運行が可能で開催中に付近の路上で進路方向を変え、花火大会終了後に遠藤町・五反田駅方面へと折り返し運行を行う(この際、川31 - 33は花火大会終了後も直ぐには運行再開ができない。これは終了後、観覧客が万が一道路にはみ出す等、運行に支障が出る程の事態を防ぐため、十分に観覧客が去り、人並みが落ち着いてから、全線での運行が再開される)。2009年度までは上記の処置がとられていたが、2010年度は迂回運行ルートを変更して、交通規制該当時間帯に当たる便には、下記の要領で運行される事になった。川31・32(川33は該当時間帯前に運行が終了となる)は、川崎駅西口北 - 東芝科学館前 - (中略) - 溝の口駅・川崎営業所へ。また、上記便同様のルートを経由する反01五反田駅行きは、上記の迂回運行ルートと同様だが、戸手一丁目も含まれ、以降は通常ルートで終点まで運行する。かつては川崎市バスと共管だったが、2006年5月に東急バス単独運行になった。この路線は大型短尺車・中型車の両方が使用されるが、2008年度に中型車が新たに7台導入されたことから、中型車運用が多数を収めることになり、大型短尺での運用機会が減った。大半がワンステップバスだが、ごく稀にノンステップバスも充当されることがある。1時間に3本程度の運行である。かつては、渋14:向ヶ丘遊園駅 - 二子玉川 - 瀬田 - 渋谷駅(新道経由)の運行だったのが、瀬田 - 渋谷駅を短縮し、瀬田 - 用賀駅(都道427号経由)に変更(渋14→向02)。のちに二子玉川 - 瀬田 - 用賀駅を短縮し二子玉川駅発着に変更。二子玉川駅から乗車しても川崎市内均一運賃(210円・IC乗車券206円)である。この路線は基本的に大型短尺車・中型車の両方が使用される(稀に大型ノンステップバスが充当することがある)。平日に運行される新平瀬橋系統は新道線の出入庫を兼ねている運用のため、ナローノンステップ車やワンロマ車で運行されることもある。平日は毎時1本あるかないかと本数が極めて少ない。土休日の方が本数が多い。年末年始や夏期長期休暇期間中には、平日ダイヤかつ新平瀬橋系統が運休となる臨時ダイヤが組まれる。向ヶ丘遊園行き始発便を含む2本と向ヶ丘遊園発の最終便までの数本は高津営業所発着となる。宮前区役所アクセスのための路線。毎時1本程度。平日・土休日通じて同じダイヤで運行。川崎市バス城11系統と大部分を並行しているため市バスとの共通定期券取り扱い区間がある。前述の城11系統の他、起終点の野川台付近では梶が谷鷺沼線(梶01系統)・野川久末線(杉09系統)など、比較的本数の多い複数の路線があり、乗客は少ない。中型車で運行されるが、まれに大型車で運行される。2009年2月、東急バスから神奈川県生活交通確保対策地域協議会に向け、この路線の退出の意向が示された。その後、沿線の反対により路線存続が決定されたが、2010年5月1日ダイヤ改正により8時台より早い時間帯のバスは運行されなくなり、9時台からの運行となった。旧コーチ路線のため、運行経路が複雑である。また、フリー降車区間が存在する。主に運行されているのは鷺11。鷺沼駅→宮崎台駅は全時間帯同経路で運行するが、宮崎台駅→鷺沼駅は早朝・深夜と日中の運行経路が異なる。また、土橋〜グリーンハイツ東間の運行経路は、行き先によって異なるため注意が必要である。朝のラッシュ時間帯には、宮崎台駅方面の区間便が存在する(崎01)。鷺12は鷺沼駅地域の宮前区役所アクセス路線。また、鷺11の鷺沼駅方面が運行されないグリーンハイツ中央〜土橋間の利用者の駅アクセス用路線。1時間に2往復している。区間便のため、最終バス時間が早く(平日16時台、土曜日14時台)、休日には運行されない。鷺沼駅発は基本的に宮前区役所経由だが、早朝のラッシュ時のみ宮前区役所を経由しない路線が存在する。フリー降車区間は以下の通り。コミュニティバスの色彩の強い路線である。当初は水色の虎の門病院線専用塗装がなされたコーチ型中型車が使用されていた。現在は小型車・中型車が使用される。なお、かつては宮崎台駅 - 虎の門病院分院の区間便(崎02)が存在していたが、現在は運行されていない。渋12の深夜急行便的存在。高速とは名乗るものの実際は高速道路は経由しない。そのため座席定員制ではなく立席での乗車も認められている。土曜日も運行する。ワンロマ車が使用される。臨時増発時や検査時には一般路線車を充当することもある。東急バスが運行する深夜急行バスで最も新しい路線。渋谷駅を出ると高速道路は経由せずに国道246号線を道なりに進む(途中で新二子橋を渡る)。満席の場合でも立席での乗車が可能である。高速二子玉川線と同様、土曜日も祝日や年末年始以外は運行する。この路線も基本的にワンロマ車を使用する。上記系統のうち営業所から出庫するバスに乗車する場合は、高津営業所の事務所に乗車する旨を伝えなければならない。ただし、路線バスの定時運行確保の為、途中の道路状況によっては、時刻表より早発する場合がある。また、1990年代後半までは出庫系統の時刻表は掲載されていなかった。高津営業所 - 宮前平駅間の路線もあったが、2010年5月1日ダイヤ改正で廃止となった。溝22:蟹ヶ谷-溝の口駅間の出入庫路線 崎01:宮崎台駅-梶が谷駅間の出入庫路線 梶01:向ケ丘遊園駅南口-梶が谷駅間の出入庫路線いずれも 最近、系統番号を付与された。2009年4月1日、虹が丘営業所へ移管。但し、宮崎小学校→鷺沼駅(鷺11運行便対応)の区間便に高津営業所の運用が残っている。2010年5月1日:ダイヤ改正に伴い、東山田営業所へ移管。高津営業所担当分は、主に東山田営業所から移管されたバスで運行されていた。川崎営業所廃止に伴う異動により、2010年10月1日に、全便を東山田営業所に再移管される。主に中型車が充当されていた。鷺01・鷺02系統が高津営業所所管だった時代には、陸橋東口 - 鷺沼駅間を同一経路で回送していた。鷺沼駅では、高津営業所行(入庫便)が当時の鷺06系統野川台行(現:梶01系統梶ヶ谷駅、野川台公園行)と同様の1番乗り場からの利用であった一方、本系統は鷺01系統すみれが丘行の4番乗り場からの乗車となっていた。1969年(昭和44年)5月の玉電廃止と同時に代替系統として設定された。当初、高津は溝の口駅まで行く渋04系統のみを担当し、旧道経由二子玉川園駅止まりの渋03系統は東京都内の大橋営業所が担当した。新玉川線の開通に伴い渋03系統は1977年(昭和52年)4月15日限りで一旦廃止になるが、高津担当の渋04は存続となる。その後1979年(昭和54年)に二子玉川 - 溝の口間を短縮して渋03系統が復活する。しかし、鉄道と完全に並行する路線を残すのは非効率という東急電鉄本社の判断により、1982年(昭和57年)6月15日限りで新道線に統合され廃止された。用賀線と同様に、玉電代替路線として1969年(昭和44年)5月11日付で開設。砧線沿線から渋谷への直通需要を想定していた。1984年(昭和59年)3月16日付で渋12の全便、渋13のうち玉06の出入庫となる便を除いた大半の便が大橋から高津に移管されてきた。渋13は大橋と高津の共管になる。さらに、1988年(昭和63年)2月15日限りで目黒営業所の清水線・黒03系統が廃止になったため、玉06も大橋と目黒の共管を終了、同時に高津へ移管された。これにより出入庫となる渋13も全便高津に移管、砧線は新道線に編入された。その後も渋13は存続したが、1997年(平成9年)3月16日限りで廃止。この結果、二子玉川駅を境にして路線名こそ同じながらも渋12系統と玉06系統に完全に分断された。なお、渋13廃止後1年間は利用客への暫定措置として、渋12⇔玉06への乗り換え客に対し、乗り継ぎ券を発行していた。旧玉川線代替路線のひとつとして1969年5月にスタートした。1979年に瀬田 - 渋谷駅間を短縮のうえ用賀駅発着(都道427号経由)に変更、系統番号も向02系統となる。その後、1984年に二子玉川園駅(現・二子玉川駅)発着に短縮されて現在に至る。この路線は東急トランセ直営の路線であり、運用される車両もトランセ直属の車両のみである。日野・三菱ふそう・いすゞ・UDトラックスの全4メーカーを配置。大別すると大型短尺車(ノンステップ・ワンステップ)、ワンロマ車(トランセ管理委託営業所では唯一の配置)、中型車、中型ロング車(ナロー車)、KSP専用車となり、東京都内の路線と川崎市内の路線で、使用される車両が区別されている。東京都内用には主に低公害車が投入されていたが、現在は川崎市内の路線にも投入され、東京都内と川崎市内のどちらの路線にも使用される車両もある。所属車両は全90台。
出典:wikipedia
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