共和ファシスト党(きょうわファシストとう、、、PFR)は、1943年から1945年の間に存在したイタリアの政党。ナチス・ドイツに占領された中部および北イタリアでベニート・ムッソリーニに率いられた。ファシスト党(PNF)の後継で、反王党派として設立され、連合国に降伏の署名をした以後の国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ3世を「不名誉な裏切り」とみなした。1943年9月12日のナチス・ドイツによるグラン・サッソ襲撃で解放されたムッソリーニは、9月18日にPNFをPFRとして再生し、イタリア北部のドイツ軍支配地域のイタリア社会共和国(サロ共和国)の一党制の政党とした。書記はアレッサンドロ・パヴォリーニ ()であった。北イタリアはムッソリーニが初期に革命的サンディカリスムを推進した地域でもあり、政権獲得後にファシスト党に合流した王党派や保守主義者が減少したこともあり、企業の国営化など社会主義政策が進められた。1945年4月のムッソリーニの処刑とサロ共和国の消滅によりPFRも消滅したが、そのメンバーの多くは戦後にイタリア社会運動を設立した。
出典:wikipedia
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