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サンパウロ都市圏鉄道会社4800形電車

サンパウロ都市圏鉄道4800形電車は、サンパウロ都市圏鉄道会社がかつて保有していた通勤用電車である。ブラジルのサンパウロを中心に1,000mm軌間の鉄道を運行していた、当時のソロカバナ鉄道により、100形として発注された、BR車-BM車-BR車(Rはポルトガル語のreboqueに由来する)で構成される、いわゆる1M2Tからなる3両編成である。1957年から1958年にかけて川崎車輌で12編成、日本車輌製造、東急車輛製造で各9編成の合計90両が製造され、船積み輸送され、ブラジルのサントス港から陸揚げされた。戦後の日本の鉄道車両輸出における、最初の大型案件と呼べるものであった。車体は普通鋼製であり、各車片側片開き3扉で、側窓は戸袋窓を除き1段上昇式で、2段式よろい戸のブラインドを有していた。床高さはレール面上から1,200mm、心皿間距離は12,200mmであった。中扉と前面運転室窓上には方向幕が設置されていた。当初の塗装は濃い緑色に3本の細い白帯が巻かれたものであった。前面デザインは、当時製作されていた小田急2320形電車の非増設運転台側のそれに酷似していた。前面下部には被い(俗に言うスカート)が当初から設置されていた。ロングシートを基本とし、扉間には転換式クロスシートが千鳥配置されていた。先頭車は右側運転台であったが、貫通路を隔てた左側は便所となっていた。つり革はリコ式であった。側扉は自動ドアであった。台車は固定軸距2,450mm、車輪径910mmで、枕バネはコイルバネ、軸箱支持はウィングバネであった。連結器はレール面上からの中心高さ750mmの並型自動連結器で、その上には押し出し式の緩衝器が設置されていた。動力車である中間車の屋上には大きな菱形パンタグラフが2基搭載されていた。電気部品には東京芝浦電気製のものが多用された。ソロカバナ鉄道はパウリスタ鉄道への合併を経て、近郊路線のみ1996年にサンパウロ都市圏鉄道会社(CPTM)に編入された。パウリスタ鉄道時代の1980年代、輸送力増強の必要に迫られて、近郊区間のデュアルゲージによる1,600mm化が図られ、この車両は次第に運用範囲を狭めていった。また1980年代中頃、残存車両には、老朽化に対応し、前面の非貫通化・2枚窓化や側窓の外嵌め大型2段昇降窓化などの車体更新と塗装変更が実施された。また集電装置はシングルアーム型のものに交換された。なお、この1,000ゲージ用車両は、1,600mmゲージの軌道中心から偏心することになることから、駅のプラットホームとの間隙を最小化するために、車両の片側にのみ、張り出し幅が数十cmにおよぶステップが増設された。1999年にはさらに残存車両の一部に体質改善工事が施された。末期にはCPTMのB線(現在の8号線)の末端である、サンパウロの西郊のイタペヴィ駅とアマドール・ブエノ駅との間6.4kmで細々と運用されていたが、2010年4月30日をもって、同区間は近代化及び改軌工事に伴い運行を終了し、この車両も引退を迎えることになった。なおブラジルのバイーア州州都であるサルヴァドールで、運行されている近郊線(建設中のサルヴァドール地下鉄とは異なる路線)には、2005年ごろ4800形電車の残存車のうち6編成が送られ、そのうちの一部が製造後半世紀以上を経過した2010年現在も、として活躍している。

出典:wikipedia

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