森本 達也(もりもと たつや)は、日本の医師、医学者(臨床病態学・一般内科学・循環病学・臨床薬理学)。学位は博士(医学)(京都大学・2000年)。静岡県立大学薬学部教授・大学院薬学研究院教授。財団法人生産開発科学研究所主任研究員、京都医療センター展開医療研究部主任研究員などを歴任した。京都大学に入学し、医学部にて医学を学び、1992年に卒業した。医師国家試験に合格しており、大学を卒業した1992年より、京都大学医学部附属病院にて、内科の研修医として勤務した。翌年、大津赤十字病院に採用され、循環器科の医師として勤務した。1996年より、京都大学の大学院にて医学研究科の循環病態学講座に在籍した。2000年、京都大学の大学院の医学研究科を修了した。これにより、京都大学から博士(医学)の学位を取得した。大学院修了後、京都大学の大学院にて、医学研究科の循環病態学講座の研修生となった。同年、ハーバード大学の医科大学院にて、の博士研究員(いわゆるポスドク)となった。2004年、生産開発科学研究所に採用され、主任研究員に就任した。2007年、国立病院機構が設置・運営する京都医療センターに転じ、展開医療研究部の主任研究員に就任した。2009年、静岡県立大学に採用され、薬学部の教授に就任した。また、静岡県立大学では、大学院の薬学研究科でも教授を兼務した。2012年、大学院の薬学研究科と生活健康科学研究科とが統合され、2研究院1学府に再編された。それにともない、新設された薬学研究院においても、教授を兼務することになった。なお、静岡県立大学での教育・研究活動と並行して、京都大学の医学部や浜松医科大学の医学部においても講師を非常勤で兼任した。同様に、静岡県消防学校においても講師を兼任した。また、京都医療センターの臨床研究センターにおいては、展開医療研究部の客員室長を兼任した。加えて、静岡県立総合病院においては、循環器内科の医師を非常勤で務めるとともに、臨床研究センターの心血管臨床研究室の室長および講師を兼任した。医学のなかでも臨床病態学、一般内科学、循環病学、さらに、臨床薬理学といった分野を専門としている。内科のなかでも循環系に関する研究が多く、循環器、特に心臓を対象とすることが多い。たとえば、心不全が発症した患者の心筋の細胞核において、メッセンジャーがどのようにはたらくかをの研究している。また、ターメリックなどに含まれているクルクミンに関する研究も知られており、心不全の治療へのクルクミンの活用や、クルクミンをリード化合物とする心不全治療薬の開発などを行っている。森本は、クルクミンについて「心臓病にも効果がある可能性が高い」と指摘している。2011年には、これらの成果を「健康食品を用いた新規心不全治療の開発――ウコン主成分クルクミンによる、加齢にともなう心拡張能低下に対する効果の検討(第II相臨床試験)」として発表し、抗加齢研究奨励賞(臨床の部)を受賞した。2016年3月には、静岡県立大学学長表彰を受けた。
出典:wikipedia
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