大島新田調整池(おおしましんでんちょうせいち)は埼玉県幸手市大字戸島と北葛飾郡杉戸町大字本島にまたがり所在する調整池であり、遊水池の機能を果たす。大島新田は江戸時代後期に開拓された農地である。もともと安戸沼ないし倉松沼と呼ばれていた沼沢地を江戸の商人である大島清兵衛が請負い、周囲を堤防で囲み、その外に排水用の堀(附廻堀)を整備するなどして干拓し、主に掘り上げ田方式で整備された。また、排水設備として、1897年には煉瓦製の水門である大島新田関枠が水路に設置されたが、この水門は土木学会の日本の近代土木遺産に選定されている。この地区を流れる倉松川が都市化にともない氾濫したので、これを防ぐために、埼玉県が1980年に事業を開始し、1995年に完成させた。新田として干拓された土地の一部を池に戻したことになる。池と、周囲の農地整備を同時に行った。その後、スポーツ施設も整備された。埼玉県の「水辺再生100プラン」の2010年度事業個所に選ばれた。また、冬鳥の集団渡来地となっており、北葛飾郡杉戸町では調整池周辺を含めた自然環境の整備を計画している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。