『冬のサクラ』(ふゆのサクラ)は、2011年1月16日から3月20日まで毎週日曜日21:00 - 21:54に、TBS系の「日曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は草彅剛。草彅剛が当ドラマの主演であり、共演は、この作品が11年ぶりの連ドラ出演となる今井美樹、2010年10月クールでゴールデンタイムの連ドラ初主演を果たした佐藤健をはじめ、加藤ローサ、高嶋政伸ら豪華キャスト陣。2011年冬に贈る珠玉の純愛ドラマ。今まで一度も恋をしたことがない一人の男(草彅剛)が、事故に遭い記憶を失った一人の女(今井美樹)と出会うことから始まる。「愛してる」その一言さえいえないでいる二人。そして、残された時間が少ないことをまだ知らない二人。果たして二人の恋は、サクラの花びらと共に散ってしまうのか、それとも――。キャッチコピーは、「この愛は、是か非か。」主題歌は、山下達郎の「愛してるって言えなくたって」。山下が当ドラマのために書き下ろした入魂のバラード曲。毎日新聞にて冬の新ドラマ:担当記者座談会で評価1位。当初は全10話を予定していたが、2011年3月13日放送予定だった9話が、11日におきた東日本大震災関連の報道特番で休止となったため、翌週の20日に9話と最終話のあらすじを合わせた形で、最終回として2時間スペシャルで放送することとなった。この震災の影響により、3月12日以後に収録すべき撮影スケジュールが大幅に変更され、連続ドラマでは(生放送となるケースを除き)異例の放送前々日まで撮影・編集を続けざるを得なかったことから、3月20日の2時間スペシャル当日の字幕放送挿入ができなかった(リアルタイム字幕放送もなし)。なお再放送が実施されている局では字幕放送を入れている。野外撮影では、2011年1月21日、2月4日、JR東日本企画のロケーションサービスによって、東京新幹線車両センターおよび大宮駅が利用された。雪の降り積もる山形で、母親の介護をしながらガラス職人をしている稲葉祐(草彅剛)は、今まで一度も恋をしたことがなかった。その山形を、一人訪れた女・石川萌奈美(今井美樹)。彼女は“冬に咲くサクラ”を見るため旅をしていた。祐は、通りを歩く萌奈美とすれ違い、その美しさに目を奪われた。その直後、ひったくりに遭い、怪我をした萌奈美を助けた祐。怪我のショックで記憶がなくなった萌奈美は、祐の家で暮らすことになった。身元を確認できるものもなく、自分が誰なのか分からず、不安や恐怖で呆然としている萌奈美。唯一の手がかりは、彼女が持っていたデジカメに写っていた桜の枝の写真。それは冬に花を咲かせる「啓翁桜」だった。不安なままの萌奈美に、祐は「大丈夫、焦らず一休みしているくらいの気持ちでいるように。きっとそのうち思い出せる時が来るから……」と優しく微笑むのだった。それは運命の出会いだった……母の介護だけがすべてだった男と、自分が誰がさえもわからなくなった女……静かに雪が降り積もる真っ白な世界で……。しばらくして、介護をしていた祐の母親が亡くなった。葬儀のため、東京の病院で研修医をしている弟・肇(佐藤健)が帰ってきた。兄の萌奈美への淡い思いを感じた肇は、自分や母に対する祐の偽りのない優しさを萌奈美に伝えた。肇には、同じ病院で栄養士をしている向井安奈(加藤ローサ)という恋人がいた。二人は、兄たちをそっと見守ろうとするのだが……。一方、身元が分かったという知らせから、すべてを思い出した萌奈美。自分には夫と娘がいることを……。夫・航一(高嶋政伸)が、萌奈美を迎えにやってきた。胸を締め付けられる思いで東京に戻る萌奈美。祐は、大丈夫と優しく微笑み彼女を遠くから見送った。だが、東京にいる航一が祐の存在に気付き、やがて豹変していく……。
出典:wikipedia
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