神奈川台場(かながわだいば)は、横浜市神奈川区にある、江戸末期に勝海舟により設計され伊予松山藩が築造した台場。東京湾に侵攻してきた船舶に対する防衛を目的として築造された施設。海岸から東京湾に突き出るように埋め立てられ、他の台場には見られない船溜まりという構造を持っていた。総面積は約2万6千平方メートルで、埋立には付近の権現山(神奈川区幸ヶ谷。現在の幸ヶ谷公園付近)の土砂が使われた。砲台を設置していたが実戦に使用されたことはなく、諸外国の貴賓が港に入った際に祝砲を上げていたという。施設廃止後の跡地は転用され、現在はJR貨物 東高島駅の敷地などとして利用されている。敷地の転用や周辺の埋立が進んでおり、当時の面影を見つけることが難しい状態だが、遺構が一部残されている。「わが町 かながわ とっておき」のルート8 歴史の道・ポートサイド地区のポイントに「神奈川台場跡」があり、案内板が設置されている。そこでは遺構の一部である石垣を見ることができる。船溜まりのあった場所には神奈川台場公園があり、石積みが復元され、説明板が設置されている。神奈川地区センターでは、当時の横浜宿付近を再現したジオラマが展示されており、神奈川台場の姿を確認できる。また横浜開港150周年(2009年)を契機として、コットンハーバー地区の「星野町公園」内で、遺構の石垣が公園内から見えるように整備が行われた。この公園内からは、一部横浜市中央卸売市場本場内に位地する台場の先端部分までを確認することができ、かなり広範囲に渡る遺構を確認することができる。さらに同公園付近にある賃貸マンション「コットンハーバー ヒストリアレジデンス海舟」では建設中に遺構が発見されており、その遺構や資料などを展示する「神奈川台場資料室」をマンション1階に開設していた。神奈川県横浜市神奈川区神奈川1-17-3
出典:wikipedia
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