具志川島（ぐしかわじま）は、沖縄県島尻郡伊是名村に属する無人島である。伊是名島の北西約2kmに位置し、面積0.47km²、周囲約4.2km、標高28mの東西に細長い島である。1880年から1970年まで人々が暮らしていた。現在でも廃校となった伊是名小学校の分校や島民が生活していた集落跡が残存している。1960年代に貝塚が発見され、それ以降発掘調査が続けられた結果、人骨と土器、装身具等が島内の数か所で多数出土した。これら遺跡群は具志川島遺跡群と呼ばれ、その内の石立（シーダチ）遺跡からは県内で初めて約2000年前の貝の装身具を着装した人骨、また石立遺跡西区では彫刻を施したの貝殻の装身具と約3000年以上前の人骨数体、そして岩陰での生活跡が見つかった。

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