大條 道直(おおえだ みちなお)は、江戸時代後期の武士。仙台藩重臣。伊達氏庶流大條氏本家の第15代当主で、亘理郡坂元領主。大條氏第14代当主・大條道英の嫡男として生まれる。幼名は多門。文政9年(1826年)に若年寄となり、天保3年(1831年)8月からは奉行職を代行、翌天保3年(1832年)1月には正式に奉行職に就任した。同年2月、仙台城内にあった茶室を拝領し、仙台城下の川内筋違橋にある自らの屋敷に移築する。この茶室は当初伏見城内に建てられており、初代藩主・伊達政宗が豊臣秀吉より拝領して、のちに仙台へ移築されたものと伝えられている。この茶室は明治21年(1888年)に仙台支倉通に移され、昭和17年(1942年)には坂元城三の丸跡地に移された。昭和20年(1945年)7月10日の仙台大空襲によって、仙台城内に存在していた江戸時代からの建造物はそのほとんどが焼失してしまったが、坂元に移されたこの茶室は幸いにも戦災を免れて現存している。天保6年12月(西暦では翌1836年)、子のいなかった道直は弟の道冾を養嗣子とし、天保14年(1843年)に道冾に家督を譲り隠居した。明治11年(1878年)死去。
出典:wikipedia
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