『スラムフィッシュ』シリーズは、真堂樹による日本のライトノベル。挿絵は二宮悦巳。集英社（コバルト文庫）より、1997年11月から2003年1月まで刊行された。全5巻。荒廃した旧市街を舞台に稼ぎ屋の那智、甲斐、紅蓮公主、リー・リンの四人の男たちの思惑が交錯し、深みにはまりながらも幸せになれる先を目指していくデッドエンド・ストーリー。旧市街と新市街からなる。新市街から見捨てられ、荒れるに任された廃市。暴力がものを言う、混沌とした「ごみ溜め」の世界。和平公司（わへいコンス）と呼ばれる結社が牛耳っていたが、5年前に九麗公司（きゅうれいコンス）に取って代わられた。旧市街とはティエンタン・リバーで遮られている。旧市街とは違って平和で、空気も綺麗なところらしい。新市街へ移住するには高額な居住権を買い取る必要があるため、一般人は諦めの眼差しを川向こうに送るだけである。

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