デニス・スコット・サファテ(Dennis Scott Sarfate , 1981年4月9日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のプロ野球選手(投手)。日本プロ野球における連続イニング奪三振記録保持者。2014年には史上初の両リーグ30セーブを達成した。1999年のドラフトでテキサス・レンジャーズから15巡目(全体465位)で指名を受けるも拒否。2001年のドラフトでミルウォーキー・ブルワーズから9巡目(全体268位)指名を受け、6月18日に契約を結んだ。9月3日の対フロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビュー。の9月11日には金銭トレードでヒューストン・アストロズに移籍し、同月26日の対シンシナティ・レッズ戦でメジャーでの自己最速の99mph(159km/h)を記録し、メジャー初勝利も挙げる。12月12日にミゲール・テハダの交換要員の1人として、マット・アルバース、マイク・コスタンソ、トロイ・パットン、ルーク・スコットと共にボルチモア・オリオールズへ移籍。4月に自宅で妻が閉めようとしたドアの角に右肩をぶつけた際に鎖骨を骨折するも、それを隠しながら(本人曰く「球団には報告していたがマスコミに公表しなかっただけ」とのこと)登板を続け、手術を受けた9月までに4先発を含む57試合に登板した。は5月に発症した右手の血行障害の影響もあり、メジャーでの登板は20試合、マイナーでの登板も14試合に留まった。はメジャーでの登板は無かったがAAA級ノーフォーク・タイズで47試合に投げ2勝2敗20セーブ、防御率2.73という成績を残した。11月6日にFAとなり、広島東洋カープと契約。、広島東洋カープではクローザーとして起用。オールスター明けまでにリーグトップの22セーブを記録する活躍を見せ、7月30日の中日ドラゴンズ戦では外国人投手球団最多記録更新となる25セーブ目を挙げた。しかし、9月9日の中日ドラゴンズ戦で腹部に痛みを感じ1回1失点でマウンドを降りて敗戦投手となり、その後鼠径ヘルニアと診断され登録抹消、そのまま2011年のシーズンを終えた。最終的には57試合に登板し1勝3敗35セーブ、防御率1.34、WHIP0.92という好成績を挙げた。、シーズン序盤はクローザーとして起用されたが、その後この年入団したキャム・ミコライオと入れ替わりでセットアッパーへ配置転換となった。そして同年オフ、保留選手名簿から外れ、自由契約公示された。広島からの退団が決まった直後の12月14日、埼玉西武ライオンズはサファテとの契約を発表した。にはシーズン序盤こそセットアッパーを任されていたが、シーズン中盤には不振の大石達也に代わってクローザーに回った。シーズン終盤には先発要員だった涌井秀章がクローザーに転向したことからセットアッパーに復帰。シーズン通算では来日後最多の9勝を記録した。しかしシーズン終了後に残留の意思を示さなかったことなどから、12月2日に自由契約を公示された。12月17日、福岡ソフトバンクホークスはサファテの獲得を発表した。5月20日の対広島戦(ヤフオクドーム)でNPB史上3人目の全12球団からのセーブを達成した。8月12日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではNPB史上初の両リーグ30セーブを達成。リーグ最多の60試合に登板し36セーブ、奪三振数12.42を記録しリーグ優勝に貢献した。日本シリーズでは4試合に登板し1勝2セーブで優秀選手賞を受賞し日本一にも貢献した。も開幕からセーブを挙げ続け、8月9日にパ・リーグ新記録となる29イニング連続三振を記録した。最終的には前年に平野佳寿が樹立した40セーブのパ・リーグの記録を更新する41セーブを挙げて自身初の最多セーブとなった。は同点の場面での登板は打たれて敗戦投手になるパターンが目立ったが、それでも僅差リードの場面での安定感は抜群で、自らが作ったパ・リーグ記録を2つ更新する43セーブを挙げて2年連続の最多セーブを獲得した。長身と真上から振り下ろすオーバースローから投球割合の8割近くを占める平均球速94mph(約151km/h)、最速100mph(約161km/h。メジャーでの最速は99mph、日本での最速は159km/h)の速球が最大の武器で、縦に落ちるスライダーやカーブ、チェンジアップも投げ分ける。しかし制球に難があり、奪三振が多い一方で四球が失点に絡むパターンが多く、2008年は被打率.218と良好な水準であったのに対し、防御率は水準以下となった。広島移籍後は制球が向上し、2011年には与四球率2.37を記録、また同年途中からはフォークボールも覚えた。実際、達川光男は野球解説時に「コントロールは良くなった」とコメントしている。アストロズ時代のに「ジーザス(イエス・キリスト)の存在に興味を持った」ことから、以後敬虔なクリスチャンとなる。本人曰く「以来、オレの人生が劇的に変わったと言ってもいい」とのことで、スポーツ紙のインタビューにも「ただひたすらジーザス・クライストのために投げている」「日本人にもジーザスの言葉を伝えていきたい」と語っている。
出典:wikipedia
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