『染五郎とともに』（そめごろうとともに）は、1964年4月1日から同年8月26日までTBS系列局で放送されたTBS製作の音楽バラエティ番組である。六代目市川染五郎（現・九代目松本幸四郎）の冠番組。放送時間は毎週水曜 19時00分 - 19時30分 (JST) 。前番組『パントポップショー』から引き続き第一製薬（現・第一三共ヘルスケア）の一社提供で、『第一製薬アワー』という冠が付けられていた。3年間続いた『パントポップショー』（出演：ジェリー藤尾、渡辺友子）に替わってスタートした番組で、舞台と映画で人気を博していた六代目市川染五郎を司会に据えていた。共演者には、当時同系列局で放送の『七人の孫』で売り出し中だったいしだあゆみと、映画『若大将シリーズ』で青大将を演じていた田中邦衛がいる。番組は歌・踊り・コントを中心とする構成を取り、それらを一つの流れにしてシチュエーションで変化を付けていた（参考：1964年4月1日付の「東京新聞」ラ・テ欄）。染五郎人気とは裏腹に、番組は半年未満で終了した。番組の終了後、同枠の製作権は当時TBSの番組をネットしていた朝日放送へと移り、ここでタイガー魔法瓶提供の公開コメディ『ごろんぼ波止場』がスタートした。同枠が再びTBS製作になるのは、1967年10月放送開始の『スカイヤーズ5』（第1作目）からである。

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