八戸中心街ターミナル(はちのへちゅうしんがいたーみなる)とは、青森県八戸市にある同市および周辺地域を運行する路線バスと同地域の長距離高速バス及び高速ツアーバス等の最も中心的なバスターミナルである。かつて、主に5つの停留所がそれぞれ個別に設定されていたが、運行事業者ごとだけではなく路線や行き先によっても停留所の場所や名称が異なっていたため自治体や運行事業者などが中心となって停留所名称や路線ごとの乗り場を統一しターミナル化したものである。中心街ターミナルは、3つの通りから形成されている。中心市街地をほぼ東西に通りメーンストリートである旧国道45号線の「表通り」、それに並行して直ぐ南側に位置する「裏通り」、その2つの通りを南北に貫く通りがある。表通りは東方面への一方通行、裏通りは西方面への一方通行、南北の通りが南方向への一方通行となっている。南北の通りと交差する部分はそれぞれ「表通り」が「三日町(スクランブル)交差点」、「裏通り」が「六日町交差点」。表通り上には「三日町交差点」の西側に「1番のりば(三日町)」があり、東側に「2番のりば(八日町)」が置かれる。裏通り上には「六日町交差点」の西側に「5番のりば(六日町)」、東側に「4番のりば(朔日町)」。南北の通りの両交差点の間に「3番のりば(中央通り)」が置かれている。主に八戸市交通部が運行する通称「市営バス」(以下市営バス)、南部バス株式会社が運行する「南部バス」(以下南部バス)、十和田観光電鉄株式会社が運行する通称「十鉄バス(とうてつばす)」(以下十鉄バス)の3社で路線バスが運行されている。他にもJRバス東北もこの地域で一部路線を運行している。八戸市内路線については「市営バス」が主体的に運行しており、一部を補完する形で「南部バス」の市内路線も存在する。また、近隣市町村まで結ぶ中距離路線は、その多くを「南部バス」が運行し、十和田市やおいらせ町などへの路線については「十鉄バス」が運行している。高速バスについては、南部バス、十鉄バス、岩手県北バス(以下県北バス)、国際興業などが運行している。以前より同圏域のバス路線では行き先別の番号表記を採用している。京都市バスや東京都電などのように系統別の番号表記ではなく、主にバスの行き先ごとに番号がふられている(一部、旭ヶ丘営業所行きなど例外あり)。例として「ラピア」行のバスは、「三戸営業所⇒中心街⇒ラピア」であっても「旭ヶ丘営業所⇒市民センター前⇒ラピア」であっても両者ともに「8」番と表記され、車両の行き先表示等は「[8]ラピア」となる。八戸市が策定した「八戸市地域公共交通総合連携計画」を元に、中心街を起点としてどの方面に向かうバスであるかが一目でわかるように、行先方向幕による表示等に対しての「路線ナンバリング」制度を、3事業者同時に2010年4月1日のダイヤ改正時より導入することになった。(詳しくは八戸市営バス#路線ナンバリング制度も併せて参照されたい表記方法は、従来使用している行先別番号の頭に「方面別記号」を付けている。例として「[8]ラピア」行のバスは、ピアドゥラピア方面の記号「P」を番号の頭につけ「P8」番と表記され、車両の行き先表示などは「[P8]ラピア」となる。市内は1~2桁、市外は3桁で表記される。同中心市街地は「八戸三社大祭」をはじめとする多くの行催事が行われ、通行止めなどの交通規制が度々行われる。そのため中心街ターミナルを発着するバス路線においては大幅な迂回運行が年内に何度も実施される。三社大祭などの場合、交通規制がされている道路区間の手前にある停留所で終点となり、交通規制区間の先にある停留所を始発として通常の終点まで運転される。なお、行先の表示は通常の終点が表示され、実際に終点となる停留所の名称が車両前面に提示される。また、場合により臨時停留所が設けられ発着が行われることもある。 同ターミナルに鉄道の乗り入れは無く、完全に鉄道から独立したターミナルである。なお同ターミナルより北へ約500メートル進んだ位置に八戸線本八戸駅があり鉄道の最寄り駅となる。また「1番のりば(三日町)」よりこの駅までは1~10分ほどの頻度で路線バスの運行がある。他にも東北新幹線が乗り入れる「八戸駅」へは中心街ターミナルから10分の等間隔でバスの運行が行われている。
出典:wikipedia
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