『ダライアスバースト アナザークロニクル』(DARIUSBURST ANOTHER CHRONICLE)は、タイトーから発売され2010年12月17日に稼働開始した横スクロールシューティングゲーム。本項では2011年7月29日に稼働を開始した上位バージョン『ダライアスバースト アナザークロニクルEX』および2016年1月14日に家庭用ゲーム機用ソフト(PS4・PS Vita)とMicrosoft Windows用ゲームソフトとして移植販売された『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』についても記述する。2010年7月30日に、発売決定が発表された。『ダライアスII』以来21年振りの専用筐体作品となり、初代『ダライアス』を彷彿とさせる32:9比率の大型ディスプレイ、音に対する臨場感を高めるボディソニックシートやヘッドホンジャックを採用し、1つの筺体での4人協力プレイや、ネットワークランキングにも対応。ゲーム内容としては、先に発売されたPlayStation Portable専用ソフト『ダライアスバースト』を発展させたものになっている。アーケードモードを新しいボス戦艦などを加えて再編成したオリジナルモード、不特定多数のプレイヤーが集まるという特徴を生かしてミッションモードに大幅なボリュームアップを施したクロニクルモードなどのゲームモードを搭載している。2011年7月29日、『ダライアスバースト アナザークロニクルEX』が稼働開始。これは、オリジナルモードにおける使用可能自機の追加など、大幅なバージョンアップが図られたものである。この作品ではしばしば、新規要素追加のための大型アップデートや、バグ削除のためのマイナーチェンジなど、オンラインでのアップデートが行われている。アップデート内容が告知されたものの内、主なものを記す。Ti2、リーガ・プラティカの二人が駆るシルバーホークにより惑星ダライアスがベルサー軍を撃退してから6年後、ダライアス暦1910年。復旧の進む亜空間ネットワークにより量産された、バースト機関を搭載した各星系のシルバーホークによる、人類のベルサー軍に対する一大反攻作戦が開始された。プレイヤーは名も無きパイロットの1人としてこの作戦に参加し、ベルサー軍との戦いに身を投じることになる。この作品には4つのゲームモードが実装されている。オリジナルEXモードとイベントモードは『EX』以降に追加。残機は共有制を採用し、1クレジットでも複数のプレイヤーで遊ぶことができる(この場合、参加するプレイヤー分だけ残機は差し引かれる)。ゲームエントリー後、クレジットを規定数追加投入することで(筐体設定により異なる)残機を消費しない「残機無限エントリー」ルールも選択できる。また、これらのエントリーごとに乱入可否の設定も可能。8方向レバーと3ボタンでプレーし、レバーは移動、ボタンはそれぞれ「反転ボタン」「ショットボタン」「バーストボタン」となっている(ただ使用する自機により制動に若干違いがある)。ゲームシステムは、『ダライアスII』や『Gダライアス』のボス戦時に自動で行われたような「左右反転(自機の攻撃方向の転換)」が反転ボタンによりステージ道中も含め常時自由にできるようになっており、また2機以上のバーストビームを接触させ威力を向上させる「バーストリンク」が追加されている。PSP版『ダライアスバースト』で呼称されていたバーストの通常発射と設置発射は、前者を「バーストビーム」、後者を「設置バースト」と区別するようになり、家庭用版でテクニックとして使われた既に発射されている敵のバースト攻撃に割り込んで使用するバーストカウンターは、「サイドカウンター」と名付けられ、デモ中に正面でなくても条件さえ満たせば横からでもバーストカウンターができるという説明がされている。なおバーストゲージは、操作する自機の直下に表示されるようになった。使用機体はレジェンド、ネクスト、フォーミュラ、オリジン、セカンド、外伝、アサルト、ジェネシスの8機体。操作するプレイヤーごとに機体色が設定されており、1Pは赤、2Pは青、3Pは緑、4Pは黄に機体色が変化する。なお、設定上プレーヤーは軍の中の名も無い一兵士とされ、主人公に関するそれ以上の特別な設定は無い。パワーアップについては、レベルアップ(性能変化)するまでに要するパワーアップアイテムの個数は、PSP版の6個から、5個に変更されている。また多人数同時プレイ時には、プレイヤーの内1人がアイテムを取ると、取った場所を中心に暫く「アイテムフィールド」と呼ばれる光の輪が現れる(金銀アイテムを除く)。そして他プレイヤーは、消える前にその輪の中心に触れることにより同様にパワーアップ出来るようになっている。スコア倍率については、PSP版と同じくバーストが使える機体は16倍まで上昇し、一方で自機にアームが張られた状態で攻撃を受けると倍率が1段階下がり、撃墜されると1倍に戻る。バーストビームで敵を倒すと撃破点が4倍(よって最大で基本点の(16*4=)64倍)、バーストカウンターで破壊すれば6倍(最大で(16*6=)96倍)に増加される。オリジン・セカンドでは、スコア倍率は4倍単位で変動し、最大60倍まで上昇。外伝は最大24倍まで、ジェネシスは最大17倍まで上昇倍率はボス戦が終了する度(新しいステージの道中が始まる度)に1倍に戻るが、PSP版に比べてずっと倍率が上がり易く、1人プレイ時には1ステージの途中にも最高倍率に達することが出来る。なお、クロニクルモードのボス戦から始まるミッションでは最高倍率で始まり、ボスと連戦の場合はボス戦が始まる度に最高倍率になる。特殊なボーナスとしては、道中で攻めてくる1編隊の敵機を全て撃破すると、敵機の種類によって決められたボーナス点(編隊ボーナス)が入る。このボーナスでは、最後の1機を撃破した際に、その時点でのスコア倍率(及びバースト等使用時は、更にそれに応じた倍率)が適用される。ボス撃破時には経過時間に応じたタイムボーナス点(非表示のタイマー1秒につき30000点、さらにクロニクルモードではプレイヤー数に応じた倍率がかかる)、及びアームの残り枚数ボーナス(1枚につき3000点)を得ることができる。またオールクリア時には、シリーズ他作品にあったような残機数に応じたボーナスはなく、代わりにノーミスだったプレイヤーにボーナス10,000,000点が入る。全3面。ゲームスタート時より3つのコース(EASY、NORMAL、HARD)の中から1つを選択し、各面をクリアするごとにゾーン分岐が発生、最終的に5つのマルチエンドに到達することとなる。各面で最も上のゾーンを選ぶと最も難易度が低くなり、下のゾーンを進むほど難しくなる。ゾーンセレクト時のBGMは通常は「Bless you」であるが、全て上方向のコースA-D-Hを選択した場合のみ、A-D間で「組曲 光導 -第2曲 靄-」に、同じくD-H間では「組曲 光導 -第4曲 霞-」に変化し、最終ゾーンクリア時に流れる「組曲 光導 -第6曲 導き-」と併せて、「組曲 光導」という名前の通りシームレスなBGMになる。バージョンアップ"EX PHASE2"で追加された、オリジナルモードの高難易度版にあたる全3面モード。オリジナルモードと同様に3つのコース(EXPERT、EXTREME、EXCEED)の中から1つを選択し、各面をクリアするごとにゾーン分岐が発生、最終的にそれぞれのマルチエンディングに到達することとなる。中上級者向けに、オリジナルモードのステージ構成やボスが変更され(クロニクルモードで登場したステージ・ボスも登場)、ステージ道中は地形への対処が困難になったり、敵数も増えるなど、より難しいステージが揃う。オリジナルモードと同様に、ゾーンO-R-Vコースでは、A・D・Hと同様にやられると次の自機がアームを1枚纏って出現する。また、通常は「Bless you」であるゾーンセレクト曲もO-R間では「組曲 光導 -第2曲 靄-」に、同じくR-V間では「組曲 光導 -第4曲 霞-」に変化する。宇宙の至る場所に侵略しているベルサー軍を排除するため、星系内にあるエリア(攻略地点)に赴き、そこに駐屯するベルサーの戦艦の撃破を目指すモード。オンラインで配信されるイベントに参加するためのモード。詳細は、関連イベントを参照。クロニクルモード各エリア、及びオリジナルEXモードに於けるボスには、オリジナルモードで現れる12種の戦艦の他、それらとはカラーリングが異なり、兵装や攻撃パターンも大なり小なり変更された、亜種戦艦が存在する。中には、PSP版やシリーズ過去作に現れたものと同名の戦艦もあるが、全く同じというわけではない。以下にそれらを示す(頭に☆があるのはアップデート'Unlock A'で、◎があるのはアップデート'EX PHASE 2'で、△があるのはアップデート'Unlock B'で追加されたボス)。また亜種戦艦の他にも、オリジナルモードでは登場しない全く新しいタイプの戦艦が登場する。以下にそれらを示す。アップデートによりイベントモードが搭載される以前にも、稼働直後から次のような公式イベント・企画が行われてきた。イベントモード搭載後は、これを活用し次のような公式イベントが行われている。この他にも、一部のタイトー直営店では定期的に「クロニクルモード 解放大会」が開かれている。これは、開催中だけプレイ料金を下げるなどしてクロニクルモードのプレイを促すもので、参加者同士を組にして複数人プレイ限定や高難易度のエリアの攻略を進めるなどしている店舗もある。また、店舗やプレイヤーコミュニティによる独自のイベントも開催されている。ゲームの稼働が続くにつれ、公式サイトでの記述、ないしはTwitterなどから幾つかの用語が発生した。『ダライアスバースト クロニクルセイバーズ』(DARIUSBURST CHRONICLE SAVIOURS、以下『CS』)は、角川ゲームスより2016年1月14日に発売された、『~アナザークロニクル』(AC)および『~クロニクル EX』(ACEX)の家庭用ゲーム版。タイトーは2010年に家庭用ゲーム事業を全てスクウェア・エニックスに移譲しているため、自社単独では長らく『AC』の移植も含め家庭用ゲームの発売が困難な状況にあった。しかし水面下では各方面に対しこのリリースを請け負ってくれるようアプローチを続けていた。アーケード版の稼働から約5年を経た2015年、KADOKAWAグループのキャラアニが初めて製作する家庭用ゲームソフトとして『AC』移植の発売を受け持つ事で話が纏まり、移植版『CS』のリリースがようやく実現した。パブリッシングはキャラアニと同じKADOKAWAグループに属する角川ゲームスが担当する。2017年春はPlayStation 4のパッケージ版も発売予定。『AC』の完全移植モード。画面比率は基本的にアーケード版同様、16:9×2画面(32:9)。(PCのみマルチモニター対応)アーケード版クロニクルモードをベースに、16:9画面での一人プレイ専用に調整されたオリジナル仕様の新モード。。ダライアスバーストシリーズの歴史(ダライアス歴1904年以降)を網羅したストーリーが展開される。ダライアスシリーズ外作品をテーマに本作の既存マップから構成されたステージをプレイするモード。DLCにより追加された機体はこのモードでのみ使用可能で、反対にDLC追加機体が一つも導入されていない場合は選択できない。基礎得点場率はどの機体も基本的に16倍で、これからさらに攻撃の仕方によって倍率がかけられる。DLCモード専用機体は以下の通り。一部のアイテムのデザインと動きが原典基準に変更されている。これらの他にも、CSモードで使用できる機体は全てのステージで使用することができるが、CSモードと違い装備状況の変更はできない。
出典:wikipedia
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