LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

サイクリックボルタンメトリー

サイクリックボルタンメトリー (cyclic voltammetry, CV) とは、電極電位を直線的に掃引し、応答電流を測定する手法である。電気化学分野において、最も基本的であり、多用される測定法である。もっとも単純な電気化学系として、Ox + e → Red という反応を考える。ここで、Ox は酸化体、e は電子、Red は還元体を示す。例えば測定物質がフェロセンであれば、Fe(III) が Ox、Fe(II) が Red となる。また、この系の酸化還元電位は +0.7 V とする。また、電極は拡散層の厚みに対して十分に大きい平板電極であり、溶液内の物質移動が拡散のみであるとする。電子移動速度は基本的にはButler-Volmerの式で記述される電位依存性をもつとし、その固有反応速度定数はある程度大きいものとする。電極電位を +1.1 V から +0.3 V まで負方向に掃引した場合を考えると、逆方向に +0.3 V から +1.1 V まで電位を掃引すると、Red が十分に安定な場合は上記の逆の反応(酸化反応)が起こり、ほぼ点対称の波形が得られる。一方、Red が不安定な場合は分解が起こるため、電流は流れなくなり非対称な波形となる。この電位の掃引を何度も繰り返し行うこともある。印加した電位を横軸、応答電流値を縦軸とするグラフを描くと、以上の過程により、酸化還元電位付近にピークを持つ、特有の形状を持った曲線であるサイクリックボルタモグラム (cyclic voltammogram) が得られる。この形状から、電気化学反応の機構、あるいは物質の酸化還元電位や拡散係数などが求められる。また、優秀な電子材料には多数の掃引を行った後でもサイクリックボルタモグラムがほとんど変化しないことが要求される。すなわち、掃引回数の増加に従い流れる電流が徐々に少なくなっていく場合は測定の最中にサンプルの分解が起こっていることを示し、酸化還元反応を何度も繰り返し受ける電子材料には不適ということになる場合がある。多重掃引による電流現象は電極の被毒 (不純物等による場合もある) による場合などもあり、結果の解釈には注意が必要である。上記の議論は酸化還元反応に関わる電流(ファラデーの法則に由来する電流、ファラデー電流)のみを考慮しており、吸着や電気二重層形成に由来する電流(非ファラデー電流)の影響は考えていない。また拡散モードの異なる超微小電極等では異なった形状のボルタモグラムが得られる。サイクリックボルタンメトリーをはじめとする電気化学測定はコンピューター制御できる市販装置で容易に測定できるが、ポテンショスタットとファンクションジェネレーター、およびプロッターを組み合わせて自作したものを用いることもできる。以下に最も一般的な3電極系における構成を示す。測定は溶液を調製し、脱気したあと上記の電極を差し込んで行う。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。