獏良 了(ばくら りょう、Ryo Bakura)は、高橋和希による漫画『遊☆戯☆王』およびそれを原作とする派生作品に登場する架空の人物。英語版での名前はBakura。獏良了(表人格)としてのプロフィールを記載する。千年アイテムの一つ「千年リング」の所持者。「童実野美術館」のオーナーでもある考古学者の父からエジプトの土産に千年リングを貰い、所持者となる。一人称は「ボク」。童実野高校への転校生として初登場。中々学校に馴染めずにいたが、遊戯達と出会い、彼らの仲間入りを果たす。美少年で性格も物静かで穏やかだが毒舌家な面もある。手先が器用で、モンスターワールド編に登場したジオラマや、記憶戦争を再現したジオラマは全て獏良が作ったもの。「天音(あまね)」という妹がいるが、既に亡くなっており、獏良が彼女に寄せて手紙を書いている。制服は以前の学校のものを着用し続けている。千年リングの影響で、獏良と親しくなった者達は次々と意識不明の昏睡状態に陥り、獏良が学校に馴染めない最大の原因となっていた。その後、遊戯の千年パズルを知った闇人格に意識を乗っ取られ、遊戯たちと冒険盤ゲーム「モンスターワールド」をプレイ。闇のゲームを展開させ命懸けの勝負を闇遊戯に挑む。このモンスターワールドには後述の「大邪神ゾーク・ネクロファデス」を元にバクラが生み出したとされる「闇の支配者ゾーク」がラスボスとして登場している。王国編では千年リングへの恐れは克服していたが、バクラに再び乗っ取られるようにもなってしまう。記憶編においてバクラが消滅したことで千年リングの呪縛から解放され、戦いの儀では遊戯と闇遊戯の最終デュエルを見届けた。アニメ第1作では転校生として登場する以前に街中で遊戯や野坂ミホと出会っており、DEATH-Tも観戦していた。アニメ第2作では第1話から登場しており、第16話の新規回想内において、原作同様に転校生であることが明らかになったが、制服は童実野高校のものを着用。遊戯たちとは友人だが行動を共にしていない。それゆえ、王国編では遊戯たちとは別にペガサス島を訪れた。闇遊戯とバクラのデュエルで闇遊戯を助けた後は、遊戯たちと行動を共にするようになり、決勝トーナメント前夜には杏子と本田と共にペガサスの秘密を暴こうとペガサス城内を捜索した。バトルシティ編以降は大食漢という意外な一面も見せるようになり、バトルシティ編では闇マリク消滅により現実世界に帰還した直後にバトルシップ内で人知れず大食しており、戦いの儀に赴く前にも大食していた(どちらもバクラに支配されていない状態だった)。劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では、日常生活において多数の女子生徒から慕われており、平穏な日々を取り戻している。劇中に登場する藍神(あいがみ)に、千年リングのことを問い詰められ、バクラを引き出そうとしていたがバクラは既に消滅しているため、邪悪な意思を藍神が感じ取ることはなかった。バクラに体を乗っ取られていたとはいえ藍神の大切な人を傷つけたことの罪悪感から獏良は何度も涙を流しながら謝罪した。そのため、藍神は自身のしたことを後悔する。千年リングに宿り、獏良了の身体を乗っ取って現れる邪悪な意思。コンピュータゲーム等では闇獏良や闇バクラと表記される。バクラが身体を使っているときは、宿主である獏良にはその記憶がない。一人称は「オレ」や「オレ様」だが、初登場時のTRPG編では表人格を装い序盤の内は「ボク」と言っていた(モノローグでは最初から「オレ」)。性格は冷酷非道かつ残虐。目的のためには手段を選ばず、敵対する者に力を貸すこともある。七つの千年アイテムを手中に収め、闇との契約により力を得ようと目論んでいる。獏良のことは「宿主」とも呼んでいる。初登場のTRPG編では獏良の意識を奪い、彼の友人たちの魂をTRPG「モンスターワールド」の人形に移し替えて、意識不明の昏睡状態に陥れていた。遊戯たちの魂もゲームの最中、人形に移し替えるが、プレイヤーを引き継いだ闇遊戯とゲームキャラクターにされた遊戯たちの連携、獏良の抵抗により敗北した。決闘者の王国編では当初は千年リングの中でおとなしくしていたが、キース一行の策略で遊戯たちが洞窟に閉じ込められた際、「遊戯たちを脱出させるために手を貸す」と約束して、獏良に千年リングを身に着けさせることで、再び獏良の身体を得る。ペガサス・J・クロフォードが遊戯に敗れた後、ペガサスが1人になったところを襲撃して暗殺、千年眼(ミレニアム・アイ)を強奪し、冥土の土産としてレプリカの千年眼を残し、その場を後にする。DDD編ではD.D.D.で遊戯を負かして、千年パズルを手に入れようとする御伽親子に対し、「遊戯にはまだ千年パズルの所有者でなければ困る」という理由から遊戯に助け船を出す。そして、千年パズルが砕かれたことを機に「パラサイトマインド」を使用。千年パズル内の「真実の扉」探しを始めるようになる。バトルシティ編からはデュエリストとしても活動。死霊モンスター、特殊な魔法・罠主軸のデッキを使い、相手の行動を制限したコンボを展開する。当初は「バトルシティ」には参加していなかったが、マリク・イシュタールと結託したことから自身も大会に飛び入り参加。バトルシティ決勝トーナメントでは闇遊戯とTRPG以来となるゲーム勝負を展開。「オシリスの天空竜」に対し、マリクは遊戯を封じるために獏良の命を盾にするが、バクラにとって、マリクの策は余計なことでしかなく、自身の敗北を認め、獏良の命を救った。準々決勝終了後、マリクから「リシドの命を狙う闇マリクを倒してくれれば、碑文を教える」という条件を飲み、闇マリクとのデュエルを行うが敗北。闇のゲームにより身体は消滅したが、意識は千年パズル内の「パラサイトマインド」に移し替えたことで消滅を免れる。闇マリク消滅後は現実世界に帰還。古代編で正体が判明。3000年前、千年リングに植え付けたゾーク・ネクロファデスの魂の一部。七つの千年アイテムを集めるのも自分自身の復活のためであった。またゾークの他に魂があるらしく、遊戯達が王墓に名前を探しに来た時にバクラは「どうやらそいつはこの奥にあるらしいぜ、リングに宿る盗賊の魂がそう言っている」と言っており、盗賊王が死んだら自分の現在の姿はなく盗賊王の記憶が自分には宿っているから、先の事を思い出し始めているとも酒場で発言しているが、古代編は本来の歴史とは違って王の勝利で終わったため、盗賊王の魂が込められた経緯は最後まで明かされなかった。闇遊戯と闇の大神官の魂が投影されたRPGによる「記憶戦争」でゾークの復活を目論む。最後は名前を取り戻したアテムによって本体であるゾークが敗れ去ったことで自身も消滅し、千年リングからは邪念が消えた。原作32巻の遊闘282で闇バクラが「記憶の世界だと…」という発言をしているが、『週刊少年ジャンプ』に掲載されていた時は「こいつもシャーディーの仲間なら早く始末しないとな…」という台詞だった。なお、シャーディーについては何か知っており、マリクとの決戦時には「5年前にはすでに…」と謎の言葉を発しており、アニメではシャーディーはバクラに殺害されたが、いずれも細かい事は描かれなかった。遊戯とは千年アイテムを巡る宿敵の関係にあり、本作では戦いの儀を除けばラスボスである。アニメ版第一作ではTRPG編以前の話にも登場し、DEATH-Tを見届けた後、遊戯たちに狙いを定めた。アニメ版第二作では王国編以前の話がカットされた為、闇遊戯との初対決は王国編で描かれ、原作のモンスターワールドをアレンジしたデュエルを展開。遊戯たちの魂を彼らのお気に入りのカードに移し替え、原作同様に獏良の抵抗により敗北。自身の魂が墓地に送られてしまったが、ペガサス城で復活。海馬コーポレーションの重要書類の鍵も狙うが、本田の手で気絶させられ、千年リングは森に投げ捨てられてしまう。しかし、遊戯とペガサスのデュエル終了後、千年リングは自動で戻り、ペガサスを襲撃し、千年眼の強奪に成功した。なお、バクラが重要書類の鍵を狙った理由は描かれず、その後の話で書類を狙うことはなかった。原作のDDD編で描かれた暗躍はバトルシティ編前章で描かれ、キースを操っている者が千年アイテムの所持者(マリク)であることも察した。記憶編では記憶世界への突入の前に海馬とデュエルを行い、ディアバウンドに「青眼の白龍」の「滅びのバーストストリーム」を吸収させた。そして、記憶世界の罪人バクラに現実世界のバクラが憑依する形で記憶戦争が行われた。劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』でも登場。獏良が千年リングの所有者になる経緯、そしてバクラ誕生の瞬間が描かれている。この時点でバクラはシャーディーを殺害しており、幼い藍神に深い心の傷を負わせている。特殊な能力を持つ死霊モンスター(種族は明言されていないが、アニメでは悪魔族やアンデッド族)を中心としたデッキ。作中で見せた戦術はウィジャ盤での特殊勝利と、墓地にモンスターを送り込み蘇生させる事でビートダウンさせるオカルトデッキ、呪いの双子人形や死殺相殺を利用したデッキ破壊、アンデッドロックデッキ。
出典:wikipedia
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