「北風小僧の寒太郎」(きたかぜこぞうのかんたろう)は、日本の楽曲。本曲の作詞は井出隆夫、作。編曲を福田和禾子が担当した。元々は1972年にNHKの『おかあさんといっしょ』の「うたのえほん」のコーナーで担当者から「子供向け演歌もあってもいいんでは?」と水を向けられた井出隆夫が、その当時のヒットドラマだった『木枯し紋次郎』(フジテレビ)のパロディーのつもりと、自身が幼少時代を過ごした長野県南佐久郡小海町の松原湖の冬の風景を思い出しながら作詞し、福田和禾子が作曲したものであった。この曲を『おかあさんといっしょ』の番組中で最初に歌ったのは田中星児であった。1974年12月にNHKの『みんなのうた』に初登場。みんなのうた版では堺正章と東京放送児童合唱団が歌唱を担当。堺が『みんなのうた』で歌を歌うのは初。なお寒太郎という言葉自体は本楽曲以前から、一部の地域において寒の入り(小寒)を擬人化した言葉として存在している。『みんなのうた』のアニメーションは月岡貞夫が担当。なお放映開始当初は、東京都の実写風景をバックにアニメの寒太郎を合成していたが、東京の風景が変わったという理由で、1977年頃からオールアニメとなった。1980年代以降はオールアニメ版のみ放送、実写合成版がNHKに現存しているかは不明。オールアニメ版では、新潟県内から南魚沼郡湯沢町や三国峠を経由して、東京へ寒太郎が向かうというものになっているが、湯沢は月岡の故郷である。本放送後も何度も再放送され、『みんなのうた』では最も再放送が多い曲である。1982年には映像はそのまま、音声をステレオに、歌を北島三郎とひばり児童合唱団にそれぞれ変えたリメイク版が放送された。だが何故か後年の再放送は、堺版と比べると少ない。フジテレビ系列の『クイズ!年の差なんて』の「歌詞穴埋めクイズ」では、北島版が放送された。『朝日新聞』1977年1月20日付朝刊に掲載された「天声人語」で、この曲の歌詞が取り上げられた。尚、2012年に本曲の歌碑が松原湖水辺公園に建立されている。特に明記の無い年は12月放送。
出典:wikipedia
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