『町と田舎』（）作品322は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したポルカ・マズルカ。『町といなか』という表記もある。1868年に、造園業者協会の主催する謝肉祭のプロムナード・コンサートのために作曲されたポルカである。初演は同年1月19日にブリューメンザール（花のホール）にて行われた。ゆっくりとした3拍子のマズルカのリズムを生かして、曲の冒頭部分は田舎風の気分を持っているが、対して中間部のトリオでは都会風な気分になる。この対比が作品に相応しい効果を上げている。ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。

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